中小企業の経営者が利用できる助成金や補助金は、年間で5,000種類もの内容が発表されています。助成金や補助金はそれぞれ利用できる要件が異なりますので、すべての助成金や補助金が利用できるわけではありませんが、知らなかったために利用できないのはもったいないですね。そこで、中小企業の経営者が利用できる助成金や補助金について解説します。
助成金・補助金とは?
助成金は、助成金が支払われる要件を満たしている場合、助成金の申請を行うことで国や途方自治体から必要なお金の一部を補助してもらえる制度のことをいいます。補助金も同じような制度ですが、事業内容や社会的必要性をアピールすることが必要になります。助成金は、要件を満たしてさえいれば申請すればだれでも受け取ることが可能なので、中小企業の経営者にとってありがたい制度なのです。
助成金や補助金はどんなときに利用できるの?
助成金や補助金は、それぞれ公募されている内容によって申請できる条件が異なります。実際に助成金や補助金が受けられる内容には、業務の効率を図ることを目的として会社のIT化を進めるために必要な費用や、新しく人を採用するときに必要な広告費などを賄うための費用などがあります。
特に助成金の場合は、助成金が支払われる要件を満たしていて申請が通ればもらうことができるので、利用しないのはもったいないですね。助成金や補助金は、毎年さまざまな内容の公募があります。申請できるものがないか毎年こまめにチェックして、うまく利用してみましょう。
2019年に公募された補助金の例
2019年に公募された補助金には、以下のようなものがあります。
2019年10月1日より、消費税が8%から10%に引き上げられましたが、軽減税率の対策として補助金が受けられる措置が取られたことをご存知ですか。
消費税はすべてのものに対して8%から10%になったわけではなく、食品は8%に据え置かれました。しかも、持ち帰る場合は8%、その場で食べる場合は10%と異なる消費税になってしまったため、同じ商品を購入したとしても8%のケースと10%のケースが発生してしまうことになりました。このような複雑な消費税の計算に対応するためのレジを導入するための費用として、補助金が受けられる措置が取られました。(※軽減税率対策の補助金は、2019年9月末までの対応なので現在は行われておりません。)
申請者が多いと助成金や補助金の公募が締め切られることがあるって本当?
助成金や補助金は会社を経営している人にとってありがたい制度なのですが、申請者が多い場合は公募期間内であっても途中で募集が締め切られてしまうケースがあります。申請の締め切りがまだ先だからもう少しあとで申請しようと思っていると、途中で公募が締め切られてしまうことがあります。希望する助成金や補助金がある場合は、できるだけ早めに申請を行うことをおすすめします。
助成金や補助金の申請を行う場合の注意点
助成金や補助金の申請を行う場合、1つ注意する点があります。それは、助成金や補助金は先払いではないということです。補助金は、申請すればすぐに入金されるわけではありません。まずは自己資金で費用を賄わなければいけないため、自己資金がまったくない場合は助成金や補助金を利用することが難しいので注意しましょう。
できるだけ早くお金が必要な場合は不動産担保ローンが便利
ご紹介のように助成金や補助金は申請が通ればお金を受け取ることができるので、中小企業の経営者にとってとてもありがたい制度です。ただし、申請してから入金されるまでのある程度の期間が必要なので、すぐ現金が必要なときの利用は難しいといえます。
このようなケースのときにおすすめなのは、助成金や補助金の申請と同時に不動産担保ローンのような有担保ローンを利用する方法です。担保が必要な不動産担保ローンは、審査が比較的通りやすく、1か月程度で融資を受けることが可能です。また、助成金や補助金とは違い、他に必要な事業資金に使うこともできます。
助成金や補助金の申請と一緒に不動産担保ローンを利用するようにすれば、すぐに必要なお金は不動産担保ローンの融資を利用して、助成金や補助金も受け取ることが可能です。
まとめ
助成金や補助金は、年間で5,000もの公募があります。知っていれば受け取ることができますが、知らなければ申請することができません。こまめにチェックをして、利用できるものは上手に利用していきたいですね。助成金や補助金は、申請が通れば利用できるというメリットがありますが、申請してもすぐにお金が入金されないというデメリットもあります。すぐにお金が必要なときは、入金まで待てないこともあります。
そんなときに利用したいのが、不動産担保ローンです。借り入れたお金は、事業資金としてはもちろんですが、それ以外にも利用することが可能です。金利も安く、審査も通りやすい不動産担保ローンは事業を経営している人にとってメリットが多くあります。助成金や補助金と併用して、賢く利用してみましょう。
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