様々な事情で資金が底をつき、今すぐお金が必要になってしまった場合、仕事をしている人であればキャッシングやカードローンで借りることもできますが、失業中の人、専業主婦などで仕事をしていない無職の人がお金を借りるのはハードルが高いと感じている人も多いのではないでしょうか。そこで、今すぐお金が必要な無職の人がお金を借りる方法についてご紹介します。
身内や知人から借りる
今すぐお金が必要だけれど現在無職…。このような場合にお金を借りる方法として一番ハードルが低いのは、身内や知人から借りる方法です。
身内や知人であれば、利息が付くこともありませんし、返済期日もありません。身内には頼みにくい、貸してもらえないと思っている人もいるかもしれませんが、すぐにお金が必要な状況になってしまったときは身内や知人にお願いしてみましょう。
公的機関を利用してお金を借りる
2つ目は、公的機関を利用してお金を借りる方法です。国や自治体が用意している制度を利用できる場合は、公的機関の制度が利用できるか確認してみましょう。無職の人や失業中の人が受けられる制度には以下のようなものがあります。
- 生活福祉資金貸付制度
- 求職者支援資金融資制度
- 緊急小口資金貸付
- 母子福祉資金貸付
公的機関を利用してお金を借りる場合、利用できる条件やお金の利用範囲などに条件があります。公的機関を利用してお金を借りる場合は、自分が利用条件に合っているか、お金の利用範囲が条件を満たしているか確認してから利用するようにしましょう。
生命保険の貸付制度を利用する
終身保険や養老保険など貯蓄性のある生命保険に加入している場合は、保険を解約しなくても生命保険の貸付制度を利用することでお金を借りることができます。今すぐお金が必要になった場合、その時点で解約したときに発生する解約返戻金の範囲内でお金を借りることが可能です。
ただし、生命保険の貸付制度を利用した場合、借りたお金に金利がつきますし、返済ができなければ満期保険金から差し引かれてしまいますので注意が必要です。
質屋でお金を借りる
無職であっても金銭的の価値の高いものを所有しているのであれば、質屋を利用すれば即日でお金を借りることができます。ただし、購入したときの金額が高価なものであったとしても、自分の想像していた金額の価値が認められないことがあります。また借りたお金を返すことができない場合は、質入れをした品物を取り返すことが難しくなりますので注意しましょう。
不用品を売る
身内や知人からお金を借りることができない、公的制度も利用できない、生命保険にも加入していないという場合は、身の回りにある不要なものを売ってお金に換える方法もあります。家の中を調べて、売れるものがないか探してみましょう。
不動産担保ローンを利用する
持ち家に住んでいる、家族が不動産を所有している場合は、不動産担保ローンを利用してお金を借りることができます。不動産担保ローンを利用するメリットは、担保となる不動産さえ所有していれば職業に関係なくお金を借りることができることです。
また、金貸業のカードローンなどと比較した場合、金利も低く、返済期間も長く設定されているので、返済も無理なく行うことができます。家族が所有している不動産を利用する場合は所有者の同意が必要なので、家族所有の不動産を利用する場合は必ず不動産を所有している家族に相談してから利用するようにしてください。
無職の人がカードローンを契約するのは不可能?
今すぐお金が必要な場合、カードローンを利用すると近くのコンビニのATMなどでお金を借りることができるため大変便利ですが、失業中の人や専業主婦などの無職の人がカードローンを新規で契約することはほぼ不可能です。なぜなら、貸したお金を返してもらえなくなるリスクを減らすために、申込書には現在就業中の会社名、年収、勤続年数、会社の規模などを記載する項目があるためです。つまり、これらの項目を書くことができない無職の人は審査が通らないといえます。
もし、無職の人に対して即日で融資するという会社があった場合は、違法営業している会社の可能性が非常に高いです。また、無職の人でも融資が受けられる「ソフト闇金」と呼ばれている業者も違法営業をしている会社です。今すぐお金が必要だったとしても、法外な利息を取られ、今よりも困難な状況に陥ってしまう可能性が高いので、絶対に利用しないように注意しましょう。
最後に
無職の人の場合、今すぐお金が必要な状態になってしまったとしても、すぐにお金を借りることは難しいのが現実です。ですが、ひとりで悩んでしまうと八方塞がりのような気持ちになってしまいますが、公的制度を利用することも可能ですし、本当に困っていれば家族や知人から手を差し伸べてもらえる可能性は十分にあります。まずは、周りの人に相談することから始めてみましょう。家族や知人をどうしても頼ることができない場合は、今回ご紹介した内容を参考にしてみてください。
不動産担保ローンについて、より詳細にご覧になりたい場合は、こちらをご参照ください。