不動産担保ローンという言葉は聞いたことがあっても、不動産担保ローンの仕組みがわからない、どこに申し込むのがいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、不動産担保ローンとはどのような仕組みになっているのか、金利の相場や不動産担保ローンの特徴についてわかりやすく解説します。
不動産担保ローンの仕組みとは?
不動産担保ローンとは、文字通り不動産を担保に融資を受ける仕組みのローンのことです。
不動産担保ローンは、ローン会社だけではなく、銀行などの金融機関でも扱っています。利用する銀行やローン会社などによって審査の通りやすさや利用条件などが異なるため、不動産担保ローンを利用するときは、自分の希望の条件にできるだけ合う会社を利用することがおすすめです。
不動産担保ローンは、不動産を担保にすることで比較的大きな金額の融資を受けることが可能ですが、メリットだけではなくデメリットもありますので内容を理解した上で利用するようにしましょう。
不動産担保ローンの金利の相場はどれくらい?
不動産担保ローンの金利は、銀行系、ノンバンク系になどによって違いがあります。
一般的な不動産担保ローンの金利は、3~15%の範囲のところが多くなっています。一般的に銀行系は金利が低めですが、審査が厳しい傾向があります。ノンバンク系は金利が高めなところもありますが、比較的審査が通りやすいと言えます。
また金利には「固定金利」と「変動金利」があるため、金利を比較する場合は金利の数字だけではなく、金利の種類も確認するようにしましょう。
固定金利と変動金利の違い
固定金利とは、最初に設定された金利が固定されているものです。固定金利の中にも「全期間固定金利型」と「固定金利期間選択型」の2種類があります。
固定金利のメリットは、途中で金利が変わらないので、返済額が変わってしまうことがないことです。デメリットは、変動金利と比較すると金利が高めに設定されていることと、金利水準が下がっても高い金利のまま返済し続けなければならないことです。ただし、全期間固定金利型であれば途中で返済額が増えてしまうことはありませんので、返済計画が立てやすい点は大きなメリットと言えます。
変動金利は、金利水準の変動に合わせて金利が変わるというものです。一定期間ごとに金利の見直しが行われ、金利水準が上がれば金利が引き上げられ、金利水準が下がれば金利が引き下げられます。変動金利のメリットは、固定金利と比較すると金利が低めに設定されていることと、低い金利水準が続けば金利の負担を減らせることです。デメリットは、金利が引き上げられてしまうと返済の負担が増加することです。
金利水準が低い状態のまま維持されれば変動金利の方が得になりますが、不動産担保ローンは一般的に返済期間が長いので、金利が引き上げられたときのことを考慮して契約する必要があります。
不動産担保ローンの特徴は?その他のローンとの違い
続いては、不動産担保ローンの特徴やその他のローンとの違いをご紹介します。
資金使途
資金使途とは、融資を受けたお金の使い道のことです。たとえば、住宅ローンの場合はローンを組んだ住宅の購入費用にしか使うことができないといったように、ローンには資金使途が限定されているものがあります。資金使途が限定されているローンは、限定されていないローンと比較すると金利が抑えられています。不動産担保ローンは資金使途が限定されていないうえ、カードローンなどと比較すると金利も抑えられているので、まとまった金額の融資を受けたいときに便利なローンです。
借入限度額
不動産担保ローンの大きな特徴の1つは、借入限度額が大きいことです。カードローンなどの場合は、即日融資が実行されるカード会社も多いので今すぐにお金が必要という場合は便利ですが、借入限度額が低いため高額な融資を受けることはできません。不動産担保ローンは、所有している不動産を担保にすることで高額な融資を受けることが可能です。ただし、不動産の担保価値によって借入可能額が変わることがありますので、融資を希望する際は事前に確認するようにしてください。
借入期間
カードローンの場合、借入期間は1年程度と短いものが多いですが、不動産担保ローンの借入期間は1~25年程度と長く設定されているものが多くなっています。そのため返済期間を長く設定することができるので、高額な融資も無理のない範囲で返済計画を立てることが可能です。
審査
カードローンの場合は、即日融資が実行されるものもありますが、不動産担保ローンの場合は審査に時間がかかるため、すぐに融資を受けることができません。不動産担保ローンを利用する場合は、余裕を持って申込をするようにしましょう。
不動産担保ローンを利用するときの注意点
不動産担保ローンは審査に時間がかかるため余裕を持って申込ことも大切ですが、その他にも注意しなければならないことがあります。
不動産担保ローンは所有している不動産を担保に融資を受けるので、万が一返済ができなくなってしまった場合は、担保の不動産を売却して返済することになります。家を担保に融資を受けた場合は住む家を失うリスクがあるだけではなく、不動産を売却しても残債が返済できない場合は一括返済をしなければいけなくなる可能性もあります。
また不動産の担保価値が思うような金額にならない場合は、希望額の融資を受けられないこともあります。会社によって融資可能額が違いことがありますので、不動産担保ローンを検討する場合は複数の会社に相談することをおすすめします。
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