不動産担保ローンは、所有している不動産を担保に融資を受けるものですが、不動産購入資金として不動産担保ローンを利用できるのか疑問に思った経験はありませんか？
そこでこの記事では、不動産購入資金を不動産担保ローンで借り入れることができるのか否かについてご紹介します。
不動産購入資金に不動産担保ローンは利用できる？
結論から申し上げますと、不動産の購入資金に不動産担保ローンを利用できるケースもあれば、利用できないケースもあります。
その理由は、融資を受ける銀行やローン会社などによって融資条件が異なるためです。
基本的には、不動産担保ローンは資金使途が限定されていないため、不動産の購入資金として不動産担保ローンを利用することは可能です。
ただし、担保となる不動産の不動産価値や他の金融機関やローン会社からの借入状況、外国籍の方で永住権がない方の場合など、申し込む方の状況や希望金額などの内容によっては融資を断られてしまう可能性もあります。
不動産購入資金として不動産担保ローンが利用できるケースの例
担保物件になる不動産に十分な資金価値があり、融資に問題がない場合は、別の不動産の購入資金として不動産担保ローンを利用することができます。
ただし、担保としての取扱が難しい物件を担保にする場合は、融資が難しいケースもあります。海外物件を担保に融資を希望する場合は、特に注意しましょう。反対に日本の物件を担保に海外の不動産購入資金として利用する場合も、銀行によって条件が異なります。海外物件の購入資金として不動産担保ローンの利用を検討している場合は、融資条件を確認してから利用するようにしましょう。
担保予定の物件の住宅ローンが残っている場合でも、不動産担保ローンを利用することは可能です。ただし、不動産評価額から住宅ローンの残債を差し引いた差額内での融資になることが多いため、住宅ローンの残債が多い場合は必要な金額の融資が受けられない可能性がありますので注意しましょう。
不動産購入資金として不動産担保ローンが利用できないケースの例
担保予定の不動産に住宅ローン以外の抵当権が設定されている場合は、不動産購入資金として不動産担保ローンを利用できない可能性が高くなります。
不動産に設定できる抵当権は1社だけではありません。そのため、2社以上から融資を受ける場合は2つ以上の抵当権を設定することができます。2つ以上の抵当権を設定する場合は、抵当権に順位がつけられます。順位がつけられる理由は、万が一債務者が返済できなくなってしまった場合、担保物件の売却益から抵当権の高い順に返済に充てられるからです。そのため、すでに抵当権が設定されている物件を担保に融資を受ける場合は、抵当権の順位の設定を変えれば融資が受けられることもありますが、抵当権の順位が変更できない場合は融資を断られてしまうケースもあります。
その他にも、外国籍の方で永住権がない場合や、日本語や英語の書類の内容を理解できない場合は不動産担保ローンの融資が難しいケースもあります。特に日本語や英語で書類の内容が理解できない場合は、融資を受けることはほぼできません。ただし、日本語または英語で内容が理解できる方は、日本への定住性が認められれば永住権がなくても融資が実行されることもあります。
不動産担保ローンの融資条件は会社によって異なる
不動産担保ローンの融資条件は、利用する会社によって異なります。条件としては融資が難しいケースでも、会社によっては利用条件を変更することで融資が可能になるケースもあります。不動産購入資金として不動産担保ローンの利用を検討している場合は、不動産を扱っている会社または不動産担保ローンに強い会社を選ぶことがおすすめです。不動産担保ローンの実績が多い会社であれば、その分さまざまなケースの融資実績がありますので、他社で断られたとしても融資が認められることもあります。
複数の会社に相談することから始めてみましょう
不動産担保ローンは資金使途が限定されていないため、不動産の購入資金として不動産担保ローンを利用することができます。ただし、すでに抵当権が設定されている物件や海外の物件を担保にしたい場合、永住権を持たない外国籍の方の場合は融資を断られてしまうケースもあります。ですが、条件を変えることで融資が可能になることがあります。不利な条件が揃ってしまっていると融資を断られてしまうこともありますが、まったく不可能だということではありません。不動産購入資金として不動産担保ローンを利用したい場合は、不動産担保ローンを扱っている会社に相談することから始めてみましょう。銀行で断られてしまったとしてもノンバンク系の会社であれば融資が実行される可能性もあります。融資を希望する場合は、１社だけではなく複数の会社に相談してみることをおすすめします。
不動産担保ローンのご相談は協和信用保証株式会社へ
協和信用保証株式会社は、不動産担保ローンを専門に扱うローン会社です。融資条件が難しいと思われる方や住宅ローンが残っている不動産であっても融資を実行した実績が多数ございます。どこに相談したらよいか悩んでいる方や、他社で融資を断られてしまった方、不動産購入資金として不動産担保ローンによる融資をご希望のお客様はお気軽に協和信用保証株式会社までご相談ください。
