


住宅ローンが家計を圧迫し、「もう払えない」と悩んでいる方もいるでしょう。
返済期間中に住宅ローンを繰り返し滞納してしまうと、住んでいる家はどうなってしまうのでしょうか。
この記事では、住宅ローンが払えないとどうなるのか、具体的なリスクを紹介しながら、有効な対処法について詳しく解説します。
住宅ローンを滞納すると、住んでいる家が差し押さえられるリスクがあります。
【住宅ローンの滞納により、家が差し押さえられる流れ】
※期限の利益:住宅ローンを分割で返済する権利
差し押さえを防ぐためには、督促状が届いた段階で支払うのが好ましいです。
催告書に記されている期限内に定められた金額を返済しなければ、残高の一括返済を求められるリスクが高まります。
国立社会保障・人口問題研究所が実施した「第3回 生活と支え合いに関する調査(2022年)」のデータよると、過去1年間に経済的な理由で「住宅ローン」の支払いができなかった経験がある世帯は、全体の1.0%となっています。
ただし、2017年の同調査では2.0%、2012年調査では4.6%となっており、平均すると約3%前後の世帯が、住宅ローンの滞納を経験していると推定できます。
住宅ローンが払えない場合には、できるだけ早く対処を検討する必要があります。
続いては、具体的な対処法を4つ紹介します。
支払いが困難だと感じたら、早めに金融機関に相談しましょう。
金融機関に相談することで、返済期間の延長や一時的な支払い猶予、月々の返済額の減額などを提案してもらえる可能性があります。
契約している住宅ローンの金利が、相場よりも高い場合には、より金利が低い住宅ローンへ借り換えることで、総返済額と月々の負担額を軽減できる可能性があります。
ただし、借り換えには再度審査が必要です。
そのため、すでに滞納してしまっている場合や、年収が大きく下がったことによって返済が困難になっている場合には、別の銀行のローンへの借り換えを検討するのは現実的ではありません。
住宅ローンの返済が大きな負担となっている場合は、家を手放すのも選択肢の1つです。
滞納を続けると、最終的には金融機関によって家が競売にかけられ、相場より大幅に安い金額で強制的に売却されてしまいます。
そうなる前に自分で売却することで、相場通りの金額で売却できる可能性が高くなり、代金をローンの返済に充てることができます。
ただし、家の価値がローン残高よりも低い「オーバーローン」の状態の場合は、自由に売却することができません。
このようなケースでは、金融機関の合意を得て「任意売却」を行った後、残債を分割で返済するなどの負担が生じます。
「借り換えしたいのに、他の住宅ローンの審査に通らない」「住宅ローン以外にも借金があり、家計の負担が重い」という場合の対処法としておすすめなのが、不動産担保ローンの活用です。
不動産担保ローンなら、住宅ローンが残っている不動産でも担保として設定できる可能性があり、担保価値によっては高額・長期の借り入れも可能となります。
住宅ローンが払えない場合、以下のような方法で不動産担保ローンを活用できます。
不動産担保ローンの金利は、一般的なカードローンやクレジットカードのキャッシング枠と比較すると、低めに設定されています。
そのため、返済負担が大きい複数の借金を不動産担保ローンで一本化することで、月々の返済負担を軽減でき、住宅ローンの返済資金を確保できるようになる可能性があります。
現在の住宅ローンを不動産担保ローンへ借り換えることで、返済期間を長期化できる場合があります。
例えば、残り期間が10年の住宅ローンを、不動産担保ローンに借り換え、返済期間を15年に設定すれば、毎月の返済額を軽減できるかもしれません。
また、銀行以外の金融機関(ノンバンク)で提供される不動産担保ローンは審査条件が緩やかなケースが多いため、「住宅ローンを滞納してしまった」という場合でも、担保価値が高ければ融資を受けられる可能性があります。
住宅ローンが払えない場合は、できるだけ早めに、何らかの方法で対処する必要があります。
滞納を放置すると、最悪の場合、家が差し押さえられ、住む場所がなくなってしまうリスクもゼロではありません。
「金融機関に相談したが、返済計画の変更は難しいと言われた」「高金利の借金が多く、住宅ローンの返済まで手が回らない」という場合には、不動産担保ローン活用を検討してはいかがでしょうか。
協和信用保証株式会社では、不動産担保ローンに特化した融資を行っております。
最短即日のスピード審査・スピード融資にも対応しておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。


