空き地を有効活用するためにアパートを建ててアパート経営をしてみたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。けれど、アパートローンの審査は厳しいという話を聞いたことはありませんか?そこで今回は、空き地の活用方法とローンについてご紹介します。アパートローンの審査は本当に厳しいのか、初心者でも審査に通過するコツはあるのか、空き地を担保に融資を受けることができるのかなど、ぜひ参考にしてください。
アパートローンとは
アパートローンとは、アパートのような賃貸物件を建築、購入する資金として融資を受けるものです。
自分で住む家を建てるときに利用する住宅ローンがありますが、どちらも住むための家を購入するためにローンを組みますが、アパートローンと住宅ローンでは返済に対する考え方に大きな違いがあります。
住宅ローンの場合は契約者が住むための家なので、融資の際は本人の返済能力が重視されます。たとえば、他に借り入れはないか、勤続年数や会社の規模、年収といったものです。
一方、アパートローンの場合は、賃貸住宅を経営し、基本的には賃料から返済を行うという前提がありますので、「空室」ばかりになってしまう可能性はないか、アパートの経営能力はあるかといった点も融資の大事な判断基準になります。
空き地と建物さえあれば、アパート経営は誰でもできるというわけではありません。入居者をどのように集めるのか、メンテナンスの計画はどうするのかなど、経営者としての能力も問われることになります。
契約者の資産などに加えて、アパート経営の能力や空室になるリスクなども融資の判断基準に加わるため、アパートローンの審査は難しいと言われているのです。
空き地を活用してアパート経営を考えるときは専門家の力を借りる
空き地を有効活用するためにアパート経営を考えるのであれば、専門家の力は必須と言えます。
アパートローンは申込者の資産だけではなく、アパートの経営能力も審査の対象になります。融資の審査に通過するためには根拠に基づいた収益シミュレーションや資産価値の算出が必要です。何の知識もない人が、これらの書類を作成するのはほぼ不可能です。空き地を活用してアパート経営を考えるのであれば、適切な専門家に相談することが一番の近道と言えます。
空き地を活用するためのアパート経営のことは誰に相談すればいい?
空き地を活用してアパート経営するために専門家に相談するのであれば、すでにアパートを経営しているアパート経営の経験者に聞くのが最適です。
しかし、すべての人がアパート経営の経験がある知り合いがいるわけではありませんね。
その場合は、不動産投資の商品を扱っている不動産会社などに相談することがおすすめです。ただし、相談相手には相性の問題もありますので、合わないと感じたら別の不動産会社に相談してみるというのも1つの方法です。
アパート経営する以外に空き地を有効活用する方法は?
空き地を有効に活用する方法は、アパート経営だけではありません。
空き地を担保に融資を受け、別の事業を興すことも可能ですし、駐車場経営や工場などの資材置き場として貸し出す方法などもあります。また、今後空き地を利用する可能性が少ないのであれば売却してしまうというのも1つの方法です。
空き地を最大に活用する方法は、空き地のある場所や面積、周りの環境などによって異なります。どの方法が適しているのか、どのような活用が可能なのかは、知識がない人が考えても最適な方法を思いつくのは難しいと言えます。空き地を有効活用したいけれど、どのようにしたらよいかわからない場合は、一度不動産会社に相談してみることをおすすめします。
空き地を現金化したい場合
継続的に収益を得るのではなくできるだけ早く空き地を現金化したいのであれば、空き地を担保に融資を受ける方法と空き地を売却する方法があります。
ただし、土地があれば必ずしも融資が受けられたり、売却できたりするわけではありません。
人気のあるエリアや交通の便の良いエリアであれば、比較的どの不動産会社でも取り扱ってもらえる可能性がありますが、売却が難しい土地の場合は融資を断られてしまうケースや、買い手がつかなければ売却も難しいケースもあります。
このような売却が難しい空き地を所有している場合は、不動産の売却や融資の実績の多い会社に相談することがおすすめです。
特に融資を希望する場合は、不動産の価値が認められなければ融資を断られてしまう可能性が高くなります。
空き地を活用したい、空き地を担保に融資を受けたいと考えている場合は、さまざまなケースの不動産担保ローンの実績を持つ協和信用保証株式会社にご相談ください。
空き地を担保に活用してローンを組む方法
空き地を担保として活用してローンを組む方法には、不動産担保ローンを利用するという方法があります。
不動産担保ローンを利用するメリットは、不動産を担保にすると銀行などで融資を断られた場合でも審査に通る可能性があることと、住宅ローンのように資金使途(お金の使い道)が限定されていないことです。
住宅ローンの場合は、申込者が住むための家の建築費用や購入費用のためにしか利用することができませんが、不動産担保ローンは資金使途が限定されていないので、借りたお金を自由に使うことができます。
カードローンなどの場合は、融資までの時間が短く、資金使途が限定されていないので一時的にお金を借りるときは便利な方法ですが、融資限度額が低く、金利が高いというデメリットがあります。
空き地を担保に不動産担保ローンを利用する場合は、資金使途が限定されていないだけではなく、カードローンと比較すると金利も低く、返済期間も長く設定することが可能なので、返済時の負担を減らすこともできます。
最後に
空き地を有効活用する方法には、「アパート経営」、「駐車場」、「資材置き場として貸し出す」などの他に、空き地を売却する、空き地を担保に融資を受けるなどの方法があります。ただし、空き地のある場所、面積、形状などによってどのような活用の仕方が最適なのかが異なります。空き地の活用方法にお悩みの方は、一度不動産会社に相談してみることをおすすめします。