


インフレ(物価上昇)が急速に進むと、預貯金の実質的な価値は減少していきます。その結果、預貯金など従来の安全な方法だけでは、資産を守り切れなくなるのが現実です。
そこで、手元資金を活用し、インフレに強い資産に投資したいと考える方も多いのではないでしょうか。
この記事では、インフレ時代に効果的な資産運用の選択肢と、必要な資金を確保するための調達方法について解説します。
インフレとは、物やサービスの価格が継続的に上昇し、お金の価値が下がっていく現象を指します。
「昨年100円で買えた飲み物が、今年は120円に値上がりしている」
「ランチがワンコイン500円で食べられなくなった」
など、毎日の生活の中で、インフレの影響を感じる方も多いでしょう。
インフレが進むと同じ金額でも買える量が減るため、生活コストが上がり、実質的な購買力が低下します。
日本は、これまで長くデフレ傾向にありました。
しかし、近年はエネルギー価格の高騰や人件費上昇、円安などを背景に、物価が継続的に上がっています。
特に食料品や日用品など、生活に直結する分野での値上げが続いており、多くの家庭がインフレを実感している状況です。
インフレは一方で、企業収益を押し上げる要因にもなりますが、家計や資産形成の観点からは「現金の価値が減っていく」というリスクを持つ点を理解しておく必要があるでしょう。
インフレ時代に資産運用が注目されるのは、現金のまま資産を保有していると、その価値が目減りしてしまうからです。
例えばインフレ率が年間3%の場合、100万円の現金は1年後に実質97万円程度の価値しか持たないことになります。
銀行預金の金利がほぼゼロに近い状況では、ただ預けていても、資産価値を守ることは難しく、インフレに強い資産への投資が必須と考えられるようになっています。
ここでは、インフレに強いとされる4つの資産について、それぞれの特徴と注意点を紹介します。
現物不動産はインフレ時に強いとされる代表的な資産です。
物価が上昇すると土地や建物の価格も値上がりしやすく、保有している資産価値を守りやすい傾向があります。
また、賃貸物件であれば、インフレによって家賃の上昇も期待できるため、安定的な収入源となるでしょう。
ただし、現物不動産の購入にはまとまった資金やローンが必要です。
空室リスクや修繕費用といった負担もあるため、投資判断には慎重さが求められます。
金(ゴールド)は、古くから価値の保存手段として、世界中で支持されている資産です。
通貨の価値が下がっても金そのものの価値は保たれるため、インフレや金融不安が高まると価格が上昇する傾向があります。
例えば、リーマンショック後や最近の物価高騰の局面でも、金の価格は上昇しているのが特徴です。
現物の金地金やコインを購入する方法に加え、ETF(上場投資信託)や投資信託を通じて少額から投資できる点も魅力です。
ただし、金は利息や配当を生まないため、長期的な資産形成の一部として組み入れるのが望ましいでしょう。
株式は一見するとインフレに弱そうですが、業種や企業によってはインフレに強い銘柄もあります。
特にエネルギー関連、食品メーカー、インフラ事業などは、コスト上昇を販売価格に転嫁できるため、利益が伸びやすく株価も上昇しやすいのが特徴です。
また、配当金を出す企業の株式は、インフレ下でも安定した収益源となる可能性があるでしょう。
ただし、景気悪化と重なると株価の変動リスクは大きいため、分散投資や長期目線での運用が重要です。
円安とインフレが同時に進むと、外貨建ての資産は有利になります。
米ドルやユーロなどの外貨を保有している場合、円の価値が下がっても、外貨換算での資産価値は維持されやすいのがメリットです。
具体的な方法としては、外貨預金、外国債券、FX(外国為替証拠金取引)などがあります。
外貨預金は比較的シンプルですが、為替手数料がかかります。
外国債券は利回りが魅力的ですが、為替変動や発行国のリスクを考慮する必要があるでしょう。
FXは少額から始められますが、ハイリスク・ハイリターン型の投資なので初心者には注意が必要です。
インフレ時代には、不利になりやすい資産も存在します。
代表的なのは「預貯金」です。銀行に預けているお金は額面として減ることはありませんが、物価が上昇すると実質的な購買力が下がってしまいます。
例えば、100万円を普通預金に1年間預けた場合、金利はほぼゼロに近いため増えるのは数十円程度です。
しかし同じ年にインフレ率が3%上昇すると、実質的には97万円程度の価値しか持たなくなります。
数字は減らなくても、使える力が減っていくというと分かりやすいでしょうか。
特に日本は長らく低金利が続いており、インフレ局面では預貯金だけに頼ることは資産防衛の観点から大きなリスクになります。
安全性を重視するのは重要ですが、インフレを考慮するなら、少なくとも一部は不動産や株式、金といった資産に分散させることが有効です。
不動産投資はインフレに強い代表的な資産ですが、物件購入には大きな資金が必要です。自己資金だけでは足りない場合に有効なのが「不動産担保ローン」です。
不動産担保ローンのメリットは、担保があるため無担保ローンに比べて金利が低く設定されやすい点です。
また、融資スピードが早いノンバンク系を活用すれば、投資のチャンスを逃さずに行動できるケースもあります。
ただし、返済が滞ると担保にした不動産を失うリスクがあるため、返済計画をしっかり立てることが重要です。
インフレは生活コストを押し上げる一方で、資産形成においては「資産をどう守り、どう増やすか」を見直すきっかけになります。
預貯金のように安全性が高い一方でインフレに弱い資産もあれば、不動産や金のようにインフレ下でも価値を維持しやすい資産もあります。
大切なのは、一つの選択肢に偏らず、自分のリスク許容度や目的に合わせてバランス良く資産を分散することです。
さらに、不動産担保ローンのような資金調達の手段を上手に活用すれば、より柔軟な運用が可能になります。
協和信用保証株式会社では、不動産担保ローンに特化した融資を行っております。
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