不動産担保ローン関連コラム

共有不動産を現金化する方法はある?具体的なやり方と注意点を解説

相続や共同購入で共有名義となった不動産は、所有者が複数いるため、単独で売却や活用ができない場合があります。
しかし、適切な手順を踏むことで、共有不動産を現金化することは可能です。

この記事では、共有不動産を現金化するための具体的な方法や、トラブルを防ぐための注意点について詳しく解説します。

共有不動産の現金化は可能?

結論から言えば、共有不動産を現金化することは可能です。
ただし、共有不動産の現金化には、いくつかの制約があります。

共有不動産の売却には共有者全員の同意が必要

共有不動産そのものを売却するためには、共有者全員の同意が必要です。
例えば、親から相続した不動産を兄弟3人で共有している場合、3人全員の同意がなければ、不動産を売却することはできません。

どうしても同意を得たい場合、訴訟を起こすこともできますが、共有者との関係悪化が懸念されるため、現実的ではないでしょう。

自分の持分のみの売却は可能

不動産そのものの売却には他の共有者の同意が必要ですが、自分の共有持分のみであれば、自分の意思で売却することができます。
しかし、共有持分の購入希望者は非常に少ないため、基本的には不動産会社が買い取るケースが多いです。

また、売却金額は相場より安くなるのが一般的です。
不動産会社は、他の共有者にも持分の売却を持ちかけるケースも多く、トラブルに発展する場合もあるので注意しましょう。

不動産担保ローンなら共有不動産を売却せずに現金化できる!

他の共有者に迷惑をかけずに、共有不動産を現金化したい方におすすめなのが、不動産担保ローンの活用です。

自分の持分のみを担保にできる

不動産担保ローンとは、土地や建物などの不動産を担保にできる融資商品です。
銀行やノンバンク(銀行以外の金融機関)で取り扱われています。

借入可能額は不動産の担保価値によって左右され、担保価値が高い場合には、数千万円を超える高額の借り入れにも活用できます。

不動産担保ローンでは、共有不動産の自分の持分のみを担保として設定することも可能です。

共有者の同意は不要

自分の持分のみを担保に不動産担保ローンを契約する場合、他の共有者の同意を得る必要はありません。
契約前の連絡も不要です。共有持分のみであれば、自分の判断により担保にすることができます。

低金利で長期借入も可能

不動産担保ローンは、不動産を担保として設定するため、金融機関にとっては貸し倒れリスクを軽減できるというメリットがあります。
そのため、一般的な無担保ローンと比較して、金利が低めに設定されているケースが多いです。

返済期間も長期で設定できるため、無理のない返済計画が立てやすいでしょう。

共有不動産を不動産担保ローンで現金化する際の注意点

不動産担保ローンを活用すれば、他の共有者の同意なく共有不動産を現金化できます。
ただし、不動産担保ローンを活用して共有不動産を現金化する際には、次の3点に注意しましょう。

借入可能額が制限される可能性がある

不動産担保ローンの借り入れ可能額は、担保とする不動産の価値に左右されます。
そのため、共有持分のみを担保として設定する場合、不動産全体を担保にする場合よりも借り入れ可能額が低くなることを想定しなければなりません。
審査結果によっては、借入希望額を全額借り入れることができないこともあるでしょう。

担保の評価額は金融機関によって異なるため、担保価値を最大限に評価してくれる業者を選ぶことが大切です。

取り扱い業者が少ない

共有持分のみを担保に契約できる不動産担保ローンは、多くはありません。
取り扱い業者が限られるため、業者探しに時間がかかってしまうケースもあるでしょう。
また、担保価値の算出方法や借入の条件は業者によって異なるため、慎重な検討が必要です。

返済が滞ると共有者とのトラブルに発展する可能性も

万が一不動産担保ローンの返済が滞った場合、共有持分が第三者に売却されてしまいます。
そのため、他の共有者に現金化したことがバレて、トラブルに発展する可能性もゼロではありません。
こうしたリスクを回避するためにも、無理のない返済計画を建てることが大切です。

共有不動産の現金化については協和信用保証にご相談ください

共有不動産そのものを売却して現金化したい場合には、他の共有者の同意が必要です。
共有持分のみの売却はできますが、不動産会社に相場より安く買い取られてしまうケースが多く、他の共有者とのトラブルに発展する可能性も否定できません。

そこで、共有持分の現金化には、不動産担保ローンの活用がおすすめです。
共有持分のみを担保にする場合は、他の共有者への連絡や同意は必要なく、自分の意思のみでローン契約ができます。

ただし、共有持分を担保とする不動産担保ローンは、取り扱い業者が限られているため、なかなか良い業者が見つからないといったケースもあるでしょう。

協和信用保証株式会社では、不動産担保ローンに特化した貸付を行っており、共有持分を担保にした契約にも柔軟に対応しております。

お客様の状況やご希望に合わせた適切な融資プランを提案させていただきますので、共有不動産の現金化については、ぜひ協和信用保証株式会社にご相談ください。

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