大学・専門学校の入学金や学費など、まとまった教育資金に備えて借入を検討している方も多いでしょう。
教育資金に備える方法として一般的によく知られているのが、教育ローンです。
ただし、教育ローンの活用にはデメリットも存在します。
そこで今回は、教育ローンの一般的な特徴を解説したうえで、教育ローンのデメリットをカバーできる不動産担保ローンの活用について詳しく紹介します。
教育資金は教育ローンで借り入れるのが一般的
教育ローンとは、進学を控えた子どもを持つ保護者が、学費や下宿先の家賃などの費用を工面するために借り入れるローンのことです。
一般的には、国の教育ローンや銀行などの金融機関の教育ローンを利用するケースが多いでしょう。
国の教育ローン
国が提供する教育ローンには、「日本政策金融公庫の教育ローン」があります。
銀行の教育ローンと比較して、固定金利型で金利が低いのが特徴です。
また、借入期間も最長18年と長めに設定されています。
ただし、世帯年収790万円以下(※)の方しか申し込みができません。
※子ども1人の教育資金に備える場合
また、借入の上限額は、子ども1人につき350万円(自宅外通学などの条件に合う場合は450万円)です。
銀行の教育ローン
銀行の教育ローンは、国の教育ローンのように世帯年収の上限が決められていません。
そのため、高所得な家庭であっても利用できます。
また、固定金利型だけでなく、変動金利型の商品もあるなど、柔軟性に優れているのが特徴です。
なお、貸付条件は金融機関によって異なりますが、借入可能額の上限は300万円〜500万円程度、借入期間は10年程度となっているケースが多いでしょう。
教育ローンと奨学金の違い
教育ローンと奨学金には、主に以下の4つの違いがあります。
教育ローン | 奨学金 | |
借りる人 | 保護者 | 子ども |
借入金の受け取り方法 | 一括受け取り | 毎月分割 |
借入期間 | 最長10年程度 | 最長20年 |
金利 | 金融機関、国が定めた金利 | 第一種奨学金は無利子
第二種奨学金は上限3.0% |
教育ローンは保護者が契約者となりますが、奨学金は子ども自身が債務を負います。
また、教育ローンは、入学前の一括借入も可能ですが、奨学金の借入金は入学後に受け取り開始となります。
他にも、奨学金の返済は在学中は免除できるなど、返済期間にも違いがあるのが特徴です。
教育資金の借入には不動産担保ローンの活用がおすすめ
教育ローンは、教育資金に備えるための一般的な手段ですが、
- 借入上限額が低い
- 借入期間が短い
- 資金使途が限定される
などのデメリットがあります。
そのため、医学部・薬学部への進学をお考えの場合や、引っ越しや家具家電の購入等にまとまった資金が必要な場合、教育ローンだけでは賄えない可能性もあるでしょう。
そこでおすすめしたいのが、不動産担保ローンの活用です。
不動産担保ローンとは、お持ちの不動産を担保として差し入れることで、高額の借入が可能なローン商品です。
ここでは、教育資金の借入に不動産担保ローンを活用するメリットについて解説します。
高額借入が可能
不動産担保ローンでは、数千万円以上の高額借入も可能なケースがあります。
借入可能額は、担保とする不動産の評価額に左右されるものの、教育ローンと比較すると、高額の借入が可能になるケースが多いでしょう。
審査基準が緩やか
不動産担保ローンは、審査基準が比較的緩やかです。
契約者本人の年収や信用情報だけでなく、担保となる不動産の価値によって審査されるため、銀行での教育ローンを断られた場合にも、不動産担保ローンなら利用できる可能性があります。
特に、銀行よりもノンバンクの不動産担保ローンのほうが、審査基準が緩やかな傾向にあります。
借入期間が長い
不動産担保ローンは、借入期間が長いのも特徴です。
20年〜30年を超える長期借入も可能なので、無理のない返済計画を立てられます。
資金使途が自由
不動産担保ローンは、資金使途が原則として自由です。
教育ローンの場合、資金使途が入学金や授業料、下宿先の家賃などに限定されます。
また、資金使途が確認できる書類の提出を求められるケースもあるため、手続きが煩雑になってしまうという懸念もあるでしょう。
ただでさえ入学準備等で忙しい時期に、教育ローンの手続きに時間をかけたくないという方も多いでしょう。
不動産担保ローンなら、資金使途を証明する必要はなく、スムーズな借入が可能です。
高額な教育資金には不動産担保ローンを活用しよう
教育資金の借入には、不動産担保ローンの活用がおすすめです。
教育ローンとは異なり、担保とする不動産の価値に応じて高額の借入が可能なため、医学部や薬学部への入学を控えているケースにも対応できます。
また、借入期間も長期に設定できるため、無理のない返済計画を立てやすいでしょう。
協和信用保証株式会社では、不動産担保ローンに特化した貸付を行っており、迅速かつスピーディーな審査とお客様のケースに合わせた柔軟な対応を提供しております。
教育資金への不動産担保ローン活用に関するご相談は、協和信用保証株式会社にお気軽にご相談ください。