不動産担保ローン関連コラム

金利が上がるとどうなる?預金・住宅ローンなど生活への影響について

近年、世界的なインフレ率の高まりを受け、金利が上昇する局面が続いています。
金利が上がると、私たちの生活にはどのような影響があるのでしょうか。

この記事では、金利が上がる仕組みやその影響、金利の上昇局面における具体的な対応策について詳しく解説します。

そもそも金利とは何か

金利とは、銀行や金融機関にお金を預けたり借りたりするときに発生する「お金の貸し借りに対するコスト」のことです。
例えば、私たちが銀行にお金を預ける場合、銀行から利息という形で金利が支払われます。
一方で、お金を銀行から借りる場合には、利息を銀行に支払わなければなりません。

なお、日本国内の金利は、国の中央銀行である日本銀行が、定期的に開催する「金融政策決定会合」で決定される基準金利に基づいて変動します。
金利が上がると、お金を借り入れるためのコストが増え、逆に金利が下がると借り入れがしやすくなります。
そのため、日本銀行は、経済情勢を踏まえ、適切な基準金利を設定しているのです。

2024年3月に、日本銀行は17年ぶりに利上げを行い、マイナス金利政策を解除しました。
この利上げは、賃金の上昇を伴う2%の物価安定目標の実現が見通せる状況になったことに起因しています。

金利が上がるとどうなる

金利の変動は、個人や企業の経済活動に大きな影響を与えます。
具体的に、どのような影響があるのでしょうか。

物価が下がる

企業や個人がお金を借りにくくなるため、設備投資や大きな額の消費が減少します。
その結果、需要が減り、物価が下がる傾向があります。
インフレ対策として利上げが行われるのは、金利を上昇させることで物価を下げる効果が期待できるからです。

住宅ローンの金利が上がる

金利が上がると、住宅ローンの金利も上がります。
特に、変動金利型の住宅ローンを利用している人は、毎月の返済額が増加する可能性があるため、注意が必要です。

不動産の価格が下がる

住宅ローンを借りるコストが増えるため、住宅購入の需要が減少します。
その結果、不動産市場では物件の売れ行きが悪化し、不動産の値下げを行う企業が増え、価格が下がる傾向にあります。

銀行預金の金利が上がる

金利が上がると、銀行預金の金利も上昇します。
これにより、預金額に応じて受け取れる利息の金額も高くなります。

株価が下がる

企業が資金を借りるコストが増えるため、設備投資や事業拡大を控えるケースが増えます。
その結果、収益が悪化したり、売上の伸び率が鈍化したりする可能性があり、株価が下落する企業も少なくありません。
また、金利の上昇によって、安全性の高い国債や定期預金などの人気が高まり、リスクのある株式市場から資金が流出することも、株価が下落してしまう要因の1つです。

金利上昇に対応する方法は?

金利の上昇は私たちの生活にさまざまな影響を与えます。
そのため、金利上昇の局面においては、その影響を最小限に抑えるために、適切な対策を講じることが大切です。

家計の見直しを行う

金利の上昇局面においては、住宅ローンやマイカーローンの返済負担が増えたり、企業の業績悪化に伴ってボーナスが減少したりするリスクがあります。
そのため、家計の収支を見直し、無駄な支出を削減することが大切です。

低金利のローン商品に借り換える

住宅ローンやマイカーローンなどを利用している場合、金利が低いローン商品に借り換えることで、返済負担を軽減できる可能性があります。
特に、変動金利型の商品は金利上昇の影響を受けやすいため、借り換えを検討するのがおすすめです。
固定金利型の商品へ借り換えることで、金利上昇の影響を受けにくくなり、将来的な安心感が得られます。
ただし、借り換えには事務手数料などの諸費用がかかる点に注意しましょう。

繰上げ返済を活用する

金利上昇に伴う返済負担を少しでも軽くするために、繰上げ返済制度を活用するのもおすすめです。
借入残高が減少すれば、支払わなければならない利息の金額も減らせます。

ただし、繰上げ返済には手数料がかかるため、総返済額がどのくらいになるか、事前に計算することが大切です。

金利上昇に備え低金利の不動産担保ローンを活用しよう

金利が上がると、変動金利型の住宅ローンやマイカーローンの返済負担が重くなることが考えられます。
また、フリーローンなどの無担保ローンにおいても、契約時の金利が引き上げられる可能性があり、新たな資金の借り入れも制限されてしまうでしょう。

金利上昇に備え、低金利のローン商品を上手く活用することをおすすめします。
例えば、所有する不動産を担保にまとまった資金が借り入れできる不動産担保ローンは、比較的金利が低いローン商品です。

資金使途が自由なので、借り換えやおまとめローンとしても活用できます。
返済期間も長期で設定でき、資金計画が立てやすいのもメリットです。

協和信用保証株式会社では、創業以来、不動産担保ローンを専門的に取り扱っております。
お客様のニーズに合わせ、柔軟かつスピーディな審査を提供しておりますので、金利上昇に伴う借り換えをご検討中の方も、ぜひお気軽にご相談ください。

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