不動産担保ローンは融資の実行がが早いという話を耳にしたことがある方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、不動産担保ローンは本当に融資が早いのか、申込から融資が実行されるまでの一般的な期間について解説します。
不動産担保ローンは融資が早い?
不動産担保ローンは融資の実行がが早いという話を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。
確かに、無担保ローンと比較すると不動産担保ローンのほうが、融資の申し込みから実行までの期間が早い傾向にあります。
しかし、カードローンなどの場合は最短の場合は即日融資が実行される場合もあるため、すべてのローンのなかで比較すると、不動産担保ローンの融資までのスピードが特別早いということはないでしょう。
不動産担保ローンの場合は、融資が実行されるまでに、担保となる物件の審査が必要になります。
不動産担保ローンの申し込みから融資実行までの主な流れと期間
不動産担保ローンの申し込みから融資が実行されるまでの主な流れは以下の通りです。
・仮審査の申し込み
・仮審査
・正式審査の申し込み
・正式審査
・正式審査結果の報告
・契約手続き
・融資実行
一般的には、仮審査の申し込みはインターネットなどから申し込むことができます。
仮審査の申し込みから仮審査の結果が分かるまでの期間は即日~3日程度です。
仮審査に通った後は、正式審査の申し込みを行います。正式審査の結果がわかるまでは、申込をした会社や融資条件によって異なりますが、数日~10日程度でわかることが多くなっています。
正式審査に通ったあとは、契約手続きを行い、手続きが完了したら融資が実行されます。
ここまでの流れに必要な日数は、早い会社であれば2~3日で融資が実行されるところもありますが、通常は1ヶ月程度の期間が必要になります。
不動産担保ローンの融資を早く受けるために必要な準備
不動産担保ローンの融資を早く受けるためには、できるだけ早めに申し込みを行う、事前に書類の準備を行うなどが必要です。
申し込みはできるだけ早く行う
不動産担保ローンの融資には、融資を受ける人に対しての審査と担保となる不動産の審査があります。そのため、申込から融資実行までに期間がかかることが多くなっています。不動産担保ローンの融資を早く受けるためには、できるだけ早く申込を行うことが大切です。
必要な書類を準備しておく
不動産担保ローンの申し込みには、多くの書類が必要です。
・本人確認ができる書類(運転免許証、住民票など)
・源泉徴収票
・住民課税証明書
・所得税納税証明書
・固定資産税納税証明書
・住民税納税証明書
・決算書
・年金振込通知書
・確定申告書
・印鑑証明書
など
給与所得者、年金受給者、自営業者、会社経営者などによっても必要な書類が異なるだけではなく、申込を行う金融機関やローン会社によっても必要な書類が異なります。
申し込みに必要な書類を事前に確認し、準備しておくことで不動産担保ローンの融資を早く受けることができます。
融資希望額を下げる
不動産担保ローンの融資を早く受けるためには、貸付限度額に近い金額の融資を希望するよりも融資希望額を下げることで融資の審査に通りやすくなるだけではなく、融資の審査が早く終わる可能性が高くなります。
できるだけ早く不動産担保ローンの融資を受けたい場合は、融資希望額を下げてみるのも1つの方法です。
優良不動産を担保提供する
融資希望額と同様に、担保価値の高い優良不動産を担保提供することで、不動産担保ローンの審査が早く終わる可能性があります。
不動産担保ローンの融資を早くするためには。できるだけ不動産担保価値の高い優良不動産を担保提供することがおすすめです。
ただし、万が一返済ができなくなってしまった場合は、担保価値の高い不動産を失う可能性がありますので注意も必要です。
融資実行までの期間を確認し、早く融資が受けられるローン会社を選ぶ
融資実行までの期間は、利用する金融機関やローン会社によっても差があります。すべての人が最短の日数で融資が受けられるわけではありませんが、融資実行までの期間が短い金融機関やローン会社を利用することで、不動産担保ローンの融資を早く受けられる可能性があります。
不動産担保ローン専門のローン会社であれば、不動産に関する知識が豊富なスタッフが揃っていますので、早く融資を受けられる可能性があります。
できるだけ早く融資を受けたい場合は、不動産担保ローンを専門に扱うローン会社に相談してみることをおすすめします。
最後に
不動産担保ローンの融資は、融資が早い会社では最短で2~3日で融資が実行されるところもありますが、申込者本人の審査と担保となる不動産の査定が必要なので数週間から1ヶ月程度の時間が必要になることが多くなっています。
不動産担保ローンの融資をできるだけ早く受けるためには、今回ご紹介したように「早く申し込みを行う」「事前に必要な書類を準備する」「優良不動産を担保提供する」といったことが必要になります。また、不動産担保ローンの融資までの期間は申し込む金融機関やローン会社によっても異なりますので、できるだけ早く融資を受けたい場合は、不動産担保ローンを専門に行っている会社に相談してみると良いでしょう。