審査に通らない人がお金を借りる方法はある？

2023.6.25
不動産担保ローン関連情報

お金を借りたいのに、審査に通らなくて悩んでいるという方もいるのではないでしょうか。
審査の内容や審査に落ちた理由は教えてもらうことができないため、どうして審査に通らないのか理由を知りたいという方も多いでしょう。

そこで今回は、融資の審査に通らない人に共通する理由、お金を借りる方法を紹介します。

お金を借りたいのに審査に通らない理由

金融機関やローン会社では、融資を実行するにあたって、返済能力に問題がないか確認するためにCICやJICCなどの信用情報機関を利用しています。
そのため、お金を借りるための審査に通らない人は、信用情報に問題があるケースが最も多いと考えられます。
信用情報とは、個人の年収、勤務先などの属性情報、ローンや税金、公共料金の支払いなどに関する情報です。

以下のような人は、審査に通らない可能性が高くなります。

安定収入がない

安定した収入がある人というのは、継続してほぼ毎月決まった収入がある人のことです。
例えば、会社員として働いている人は、給料として毎月ほぼ決まった金額を受け取れるため、収入は安定していると判断されます。

一方で、自営業の場合は、事業の業績に応じて高収入が見込めるときもあれば、収入が一気に減少することもあります。
必ずしも継続して安定した収入を得られるとは限らないため、審査に通りにくくなってしまうのです。

スマホ料金を滞納している

スマホ料金を滞納していると、お金を借りるときの審査に通りにくいと聞いたことがある人も多いかもしれません。

スマホ料金に限らず、ローンの利用状況、支払い状況、延滞状況は、CICやJICCなどの信用情報機関に記録されています。
信用情報機関に情報が記録されてしまうと、返済能力がないとみなされる可能性が高く、お金を借りるときの審査には通りにくくなります。

他社で借入をしている

他社で借入をしている場合も、借り入れている金額や返済状況によっては、融資の審査に通らない可能性が高いです。
貸金業法では、過度な借り入れから消費者を守る目的で、年収の3分の1以上の融資を原則禁止しています。
これを「総量規制」といいます。
すでに他社で借り入れをしている場合、総量規制に引っかかって審査に落ちることもあります。

自己破産している

自己破産をすると、新規のクレジットカードの申込やローンが組めなくなるといった話を聞いたことがある方もいるでしょう。

自己破産をするとクレジットカードの申込やローンの審査に通らないと言われる理由は、スマホ料金の滞納と同様で信用情報機関に情報が記録されてしまうためです。
自己破産とは、今までの借金を免除してもらい、今後の生活を立て直すために認められている債務整理の方法の一つです。
自己破産で信用情報に記録が残っている場合は、審査に通るのはほとんど不可能だと言えます。

複数のローン審査に申し込んでいる

カードローンの場合、複数のローン審査に申し込むと、審査に不利になることがあります。
なぜなら、信用情報機関の記録には、カードローンの申込履歴も記録されるからです。

ただし、ローンの審査基準は利用する会社によって異なるため、不動産担保ローンの場合は、複数のローン会社に申し込んだほうが良いケースもあります。

申込書の記入ミス

申込書の記入ミスがあると、審査に通らないことがあります。
例えば、50万円お金を借りたいと思っていたのに、500万円と書いてしまった場合です。
申込書の記入ミスだと判断されて、ローン会社から連絡が来れば訂正することも可能ですが、そのまま審査されてしまうと希望額が多すぎると判断されて審査に落ちてしまうでしょう。

希望の借入額が多すぎる

融資の希望額が多すぎると、審査に通らないことがあります。
例えば、先ほど説明した総量規制では、年収の3分の1以上の融資は禁止されています。
また、不動産担保ローンの場合、融資可能額は担保として提供する不動産の評価額の7割程度が目安となります。
それ以上の借り入れを希望する場合、ほかに担保提供できる財産がなければ、全額融資を受けることは難しくなります。