不動産を売却して資金化したいのにも関わらず、なかなか売れずに困っているという方もいるのではないでしょうか。
不動産が売れないのには、何らかの原因があるはずです。
この記事では、不動産が売れないときに考えられる5つの理由と、不動産が売れないときの対処法について解説します。
不動産が売れない5つの理由
不動産が売れないときは、なぜ売れないのか、その理由を考えてみましょう。
不動産が売れない一般的な理由は、以下の通りです。
販売価格が相場より高い
不動産は、価格が需要に見合っていないと売れません。
エリア内の不動産相場よりも高い価格で販売している場合、買い手は見つかりにくくなるでしょう。
少しでも高く売りたいという気持ちは分かりますが、不動産を早く売って資金化したい場合は、相場に見合った価格を設定することが大切です。
物件自体の魅力がない
中古不動産市場では、好条件が揃った物件に人気が集中してしまいます。
駅から遠い、築年数が古いなど、不動産物件自体に魅力がない場合、売れないのは当然と言えるかもしれません。
広告の写真等に魅力がない
不動産販売サイト等に掲載している広告写真に魅力がないと、購入希望者の目に止まりにくくなります。
掲載中の写真がイマイチだと感じるなら、日当たりなどを意識して取り直し、写りの良い写真に変更しましょう。
時期・タイミングが良くない
不動産をスムーズに売るためには、売り出し時期・タイミングを見極めることも大切です。
一般的に、中古不動産の需要は2〜3月ごろに高まると言われています。
4月からの新年度に向けて、物件を探している方が多いからです。
買い手がつかないようなら、春の売却成立を目指して、売り出し時期を見直すのも1つの手段でしょう。
不動産会社が積極的でない
不動産がなかなか売れないのは、不動産会社に原因があるかもしれません。
どれだけ魅力的な物件でも、仲介を依頼した不動産会社が積極的に活動してくれなければ、スムーズな売却は難しくなります。
例えば、販売活動についての進捗報告がない、内覧希望者が全然現れないという場合は、不動産会社が積極的に活動していない可能性があります。
そのような場合は、仲介を依頼する不動産会社を変更するのも一つの方法です。
ただし、不動産会社との媒介契約の種類によっては、契約の途中解約ができない可能性もあります。
一度、契約内容を見直してみると良いでしょう。
不動産が売れないときの対処法
続いては、不動産が売れないときの対処法について解説します。
不動産相場を調べる
不動産の販売価格が相場よりも高すぎると、どうしても売れにくくなります。
まずは、周辺エリアの不動産相場を調べて、販売価格が適切かどうかを確認しましょう。
不動産情報サイトで売り出し中の周辺物件の価格を見たり、国土交通省が運営する土地総合情報システムで不動産の取引情報を参照したりして、周辺エリアの不動産相場を調べるのが良いでしょう。
広告を見直す
そもそも問い合わせの件数が少ないという場合、不動産販売サイトに掲載している広告に魅力がないのかもしれません。
なかでも見直すべきポイントは、写真です。
物件ができるだけ良く見えるように不用品を処分したり、ハウスクリーニングを入れた後、写真を撮り直してみましょう。
また、広告の文面についても、アピールポイントを分かりやすく整理するなどの修正が必要です。
内覧対応を見直す
居住中の不動産物件を売る場合、原則として売り手自身が内覧対応を行う必要があります。
これまでなんとなく対応していたという方は、内覧対応時に物件の魅力をアピールするなど、対応の仕方について見直してみるのもおすすめです。
時期を見直す
販売価格や広告、内覧対応を見直したけれど、それでも不動産が売れないという場合は、時期を見直すのも一つの方法です。
不動産が最も売れやすい2〜3月ごろに、あらためて販売することも検討しましょう。
しかし、資金化を目的としている場合、「どうしても今すぐお金が必要」という方もいるでしょう。
売れにくい不動産を資金化するなら、不動産担保ローンを検討してみてはいかがでしょうか。
不動産担保ローンとは、不動産を担保にお金を借りられる有担保ローン商品です。
審査に通りやすい、まとまった資金を借りられる、長期返済が可能などのメリットがあります。
物件自体の魅力が低い売れにくい不動産の場合、借入可能額は低めに設定されるものの、融資を受けられる可能性は十分あります。
不動産買取を利用する
仲介で買い手が見つからない場合は、不動産買取を利用するのも一つの方法です。
不動産買取とは、不動産会社に直接不動産を買い取ってもらう売却方法です。
確実に売却できる、最短1ヶ月程度で資金化できるというメリットがあります。
ただし、不動産買取の場合、相場よりも売却価格は低くなるのが一般的です。
そのため、安易に不動産買取を利用するよりは、不動産担保ローンで一時的にお金を借りたうえで、時間をかけて売却するほうが良いケースもあるでしょう。
最後に
不動産がなかなか売れないときには、広告写真を見直したり、売り出しの時期を見直したりといった工夫が必要です。
また、不動産会社が積極的に販売活動をしてくれない場合には、不動産会社の見直しも検討する必要があるでしょう。
「今すぐにまとまった資金が欲しい」という場合、無理に不動産の販売価格を値下げしたり、不動産買取を利用したりするのではなく、不動産担保ローンの利用を検討してはいかがでしょうか。
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