カードローンの乗り換えという言葉を聞いたことがありますか?カード会社でローンを組んだ場合、借入後は一定の金額を返済していかなければなりませんが、返済額には元金以外に利息分の金額も含まれています。金利方式や金利の利率はローン会社によって異なるため、金利の負担を減らすために、カードローンの乗り換えを行うことがあります。そこで、カードローンの乗り換えをする場合のメリットやデメリットについてご紹介します。
カードローンの乗り換えとは?
カードローンの乗り換えという言葉は聞いたことがあっても、実際にどういうことなのかよくわからないという人も多いのではないでしょうか。そもそもカードローンの乗り換えとは、どのようなことをいうのでしょうか。
カードローンの乗り換えとは、A社で組んでいたローンをB社に変えることをいいます。
なぜローン乗り換えを行うのかといいますと、金利方式や利率がローン会社によって異なるためです。
たとえば、A社の金利が7%、B社の金利が5%だった場合、A社からB社に乗り換えをしたほうが金利分の返済額を節約することができます。単純に金利だけを比較した場合は、金利の安い会社にカードローンの乗り換えをすることで金利分の返済を節約することができます。ですがカードローンの乗り換えを行う場合は、メリットだけではなくデメリットもありますので注意も必要です。
カードローン乗り換えのデメリットとは?
カードローンの乗り換えを行う場合、いくつか注意しなければいけないことがあります。まずは、カードローン乗り換えで注意しなければいけない具体的なデメリットについてご紹介します。
乗り換え先のローン会社にも審査がある
1つ目は、乗り換え先のローン会社と契約する際も審査がある点です。たとえばA社で100万円のローンの審査が通り、借り入れを行っていたとしても、B社の審査に必ずしも通過するという保証はありません。特にカードローンの乗り換えを検討している場合、今までのローン会社の返済が遅れてしまった経験がある場合は注意が必要です。
乗り換え先の借り入れ条件によっては返済額が増えてしまう可能性がある
2つ目のデメリットは、単純に金利だけを比較した場合、A社よりもB社のほうの金利が低いとしても、借り入れ条件や返済額によってはトータルの返済額が増えてしまう可能性がある点です。カードローンの乗り換えを検討する場合、月々の返済額の負担を減らすことを目的に検討する人も多いと思いますが、月々の返済額だけではなく返済額のトータル金額も踏まえて検討することが大切です。
カードローン乗り換えキャンペーンに注意
カード会社では、「今だけ金利が〇%で借り入れ可能です」といった期間限定のキャンペーンを行っていることがあります。
確かにキャンペーンを上手に利用するとカードローンの乗り換え時にお得になることが多いのですが、キャンペーンを利用してカードローンの乗り換えを検討する場合は、キャンペーン終了後の借り入れ条件も必ず確認することが大切です。
なぜならキャンペーンの条件が適用されるのは、特定の期間に限られていることがあるためです。
返済期間が長くなってしまう場合は、キャンペーンの金利の適用期間が過ぎてしまうと金利が上がってしまうことがあります。その結果、乗り換え後の金利負担の方が大きくなってしまうことがありますので注意しましょう。
カードローン乗り換えをするメリット
カードローン乗り換えのデメリットについてご紹介してきましたが、カードローンの乗り換えにはもちろんメリットもあります。
金利の高いローン会社から金利の低いローン会社に乗り換えをすることで、金利を節約することができるので月々の返済額の負担を減らすことが可能です。また、ローンの契約時に高い金利で契約をしてしまった場合は、カードローンを乗り換えると金利を下げることもできます。
ただし、デメリットの項目でご紹介しましたが、月々の返済額減らすことができでもトータルの返済額の負担が大きくなってしまうことがありますので注意も必要です。
不動産担保ローンを利用したほうがカードローンの乗り換えよりもお得?
担保にできる不動産を所有している場合は、不動産担保ローンの利用も検討してみるという方法もあります。カードローンの場合は、お金を借りるときに担保の必要はありませんが一般的に金利が高めに設定されています。また、不動産担保ローンと比較すると借入限度額も低く設定されています。
一方、不動産担保ローンを利用する場合は担保にできる不動産物件が必要ですが、一般的なローン会社と比較した場合、金利も低く、返済期間も長めに設定されていますので月々の返済の負担を軽くすることが可能です。
カードローンの乗り換えをするよりも不動産担保ローンに乗り換えた方がお得になる人もいますので、担保にできる不動産を持っているという場合は、不動産担保ローンの利用も検討してみましょう。
最後に
カードローンの乗り換えには、メリットもデメリットもあります。カードローンの乗り換えを検討する場合は、月々の返済額だけではなく、返済期間やトータルの返済額なども考えながら決めるようにしましょう。担保にできる不動産を所有している場合は、不動産担保ローンを利用したほうが返済の負担を減らせることもあります。月々の返済額や、トータルの返済額の減額のためにカードローンの乗り換えを検討している人は、不動産担保ローンの利用も検討してみるのも良いかもしれません。
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