不動産担保ローン関連コラム

持ち家を活用して資金調達が可能な不動産担保ローンとは?

住宅ローンの返済が終わり、ほっと一息つく年齢になると、お子さんの教育資金や親の介護や入院などで生活費以外の資金が必要になることがあります。たとえば、自宅から離れた大学に進学をする場合は、入学金、引っ越し費用、新生活の準備などにお金が必要になりますし、大学の学費は半年に1度なのでまとめて支払う必要があります。アルバイトが難しい大学に入った場合は、親の生活費以外にお子さんの生活費も必要になることもあります。そこで今回は、持ち家を活用してまとまった資金を調達する方法についてご紹介します。

持ち家を活用して資金調達が可能な不動産担保ローンとは

不動産担保ローンとは、不動産を担保に融資を受けることを言います。不動産担保ローンのメリットは、自宅に住みながら融資を受けられることです。他にも、不動産を担保にすることで比較的融資の審査が通りやすく、返済期間が長く設定されているので返済の負担を軽くすることも可能です。

反対に、不動産担保ローンを利用するデメリットは、万が一返済が不可能になってしまったときは大切な自宅を売却しなければいけなくなってしまう可能性があることです。他にもローンの完済時の年齢が70歳までと年齢制限を設けている金融機関などもあるため、借入時の年齢が高い場合は利用できない可能性もあります。

不動産担保ローン以外に持ち家を活用して資金調達する方法

不動産担保ローンを利用する以外にも、持ち家を活用して資金調達を行う方法があります。

1.リースバックを利用する
2.リバースモーゲージを利用する

この2つのしくみについてご紹介します。

1.リースバックで持ち家を売却して資金調達を行う

不動産担保ローンは、持ち家を担保に融資を受ける方法ですが、リースバックは持ち家を不動産業者に売却し、不動産業者に賃貸料を支払って持ち家に住み続けることができるというものです。

リースバックのメリットは、家の売却金は一時金で受け取ることができることと、家を売却しても賃料を払うことで持ち家に住み続けられることです。売却後、買い戻しを希望する場合は家を買い戻すことも可能です。

デメリットは、家の所有権がなくなってしまうことです。賃料は周辺の家賃相場を参考に提案されることが多いのですが、賃貸住宅を利用したほうが家賃の負担が軽くなるケースもあります。家の所有権がなくなるため、固定資産税などは購入した不動産会社が支払うことになるので税金の負担もなくなりますが、軽微な修繕は借主が負担するケースもありますので、リースバックを検討する場合は事前に賃貸の条件について確認しておくことが大切です。

2.リバースモーゲージを利用して資金調達を行う

リバースモーゲージという言葉をご存知でしょうか。リバースモーゲージとは、持ち家を担保に融資を受ける点は不動産担保ローンと同じですが、返済の方法が異なります。リバースモーゲージの場合は、契約者が(債務者)生きている間は利子分のみの返済を行い、残りの返済は契約者の死亡時に家を売却して売却益で返済を行います。

リバースモーゲージのメリットは、融資額を一時金で受け取ることが可能で、生きている間の返済は利子分のみなので返済の負担が少ないことです。デメリットは、利用できる年齢が55歳以上(利用する会社によっては60歳以降の場合もあります)という年齢制限があることです。また、融資額よりも売却益が少なかった場合は、相続人が差額の返済をしなければいけない場合があるため、リバースモーゲージの利用には相続人の同意が必要になるケースもあります。他にも契約者が死亡した場合は、配偶者や他の家族がそのまま家に住めなくなるケースもありますので注意が必要です。

持ち家を活用した資金調達は不動産担保ローン専門に

持ち家を活用して資金調達をする場合は、不動産担保ローンを専門に扱う会社に相談することをおすすめします。

不動産担保ローンを扱う会社は銀行やノンバンクの会社などがありますが、銀行の場合は審査が厳しく審査が通らないこともあります。また、不動産を専門に扱っていない会社で融資を受ける場合は、想像よりも評価額が低く、希望していた金額の融資を受けられないケースもあります。自宅を活用して資金を調達する場合は、どれくらいの融資が可能なのか不動産担保ローンを専門に扱う会社に相談することがおすすめです。

今回ご紹介したように持ち家を活用して資金調達をする方法はいくつかあります。商品の違いだけではなく利用する会社によっても条件や特徴が違いますので、融資の希望額だけではなく、自宅に住み続けたいという希望があるのか、家を売却してもかまわないと思っているのか、無理のない返済が可能なのかなどを踏まえ、融資の方法を選択することが大切です。

最後に

教育資金や介護資金など、まとまった資金が必要になった場合、持ち家を活用すれば資金調達をすることが可能です。しかし、資金の調達方法によっては自宅を手放さなければいけないものがあるため、持ち家に住み続けたいという希望があるのか、返済方法に負担はないのかといったことを見極めた上で利用することが大切です。また、同じサービスを利用する場合でも会社によって利用条件が異なります。利用する前に、必ず利用条件を確認してから申し込みを行うようにしましょう。

不動産担保ローンの紹介

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