不動産担保ローン関連コラム

資金集めの方法は融資だけではない!資金集めの様々な方法

開業資金や事業資金の資金集めの方法としてまず思い浮かぶのは、「銀行など金融機関から融資を受けること」と考えている人も多いのではないでしょうか。しかし、資金集めをする方法は融資以外にも様々な方法があります。そこで今回は、銀行などから融資を受ける以外に資金集めをする方法についてご紹介します。

開業資金や事業資金を集める主な方法

開業資金として銀行からの融資を思い浮かべる人も多いかもしれません。
しかし、銀行から開業資金の融資を受けるというのは、実はかなりハードルが高いということをご存知でしょうか。
なぜなら、実績がない会社は銀行の信頼を得ることがかなり難しく、融資の申し込みをしても断られてしまうことが多いためです。
銀行からの融資を申し込む前に、まずは以下の4つの方法で資金集めをすることを検討してみましょう。

1.自己資金
2.日本政策金融公庫の利用
3.補助金や助成金の利用
4.クラウドファンディング

1.自己資金

開業資金や事業資金として、一番安全で確実に資金集めをする方法は、「自己資金」を利用することです。
自己資金は、貯蓄や退職金などの他に家族や知人から借りる方法もあります。
自己資金の最大のメリットは、家族や知人から借りた場合を除けば返済の必要がないことです。
しかし、開業に必要な資金のすべてを自己資金で準備するというのはあまり現実的ではありません。しかも、万が一利益が上げられなかった場合は自己資産をすべて失ってしまう可能性もあります。
開業資金や事業資金を集める最善の方法は、自己資金の他に別の方法も利用して資金を確保することです。

2.日本政策金融公庫の利用

自己資金では賄えない開業資金や事業資金の資金集めの方法として一般的なものが、日本政策金融公庫のような公的機関から融資を受ける方法です。
銀行や他の金融機関からの融資と比較した場合、利子を抑えることができるのはもちろん、新規で事業を起こす人や事業資金を調達したい人のための融資制度があるため、多くの人が利用できる可能性があります。さらに、日本政策金融公庫は、中小企業や小規模企業への支援を目的としているため、一般的な銀行と比較して新規事業を興す人に対しても積極的な融資を行っており、融資までの実行が早いといった特徴があります。
ただし、日本政策金融公庫から融資を受けるためには満たさなければいけない要件がありますので、融資を受けるための要件と必要な書類等を確認した上で申し込むことが必要です。

3.補助金や助成金の利用

融資以外で資金集めをする方法には、補助金や助成金を利用する方法があります。
融資の場合は、あくまでも必要な資金を借りることになるので返済する必要があります。しかし、要件を満たしている補助金や助成金は返済の必要がないため、利用できる補助金や助成金がある場合は積極的に利用することがおすすめです。
ただし、補助金や助成金は必要な資金の一部を補助するものなので、補助金や助成金で必要な事業資金をすべて賄うことはできません。

4.クラウドファンディング

資金調達の方法としては、クラウドファンディングもあります。クラウドファンディングとは、クラウドファンディング事業者が、資金調達をしたい企業と投資家のマッチングを行うものです。
クラウドファンディングには様々な種類がありますが、なかでも融資型クラウドファンディングや購入型クラウドファンディングは、開業資金や事業資金の新しい調達方法として注目されています。
融資型クラウドファンディングはあくまでも融資ですので、調達した資金は利子をつけて投資家に返済する必要があります。
ただし、目標金額まで資金が集まらない可能性もあるため、確実に資金を集めたい人には適していない方法だといえます。

不動産があるなら担保ローンで資金集めが可能

公的機関からの融資が難しい場合や自己資金では資金が足りない場合、もし不動産を所有しているのであれば、不動産担保ローンを利用して融資を受けることができます。
不動産は、必ず自己所有の不動産物件でなければいけないというわけではありません。所有者の承諾が得られれば、自分名義のものだけではなく家族名義の不動産を利用して融資を受けることもできます。

不動産担保ローンで資金集めをするメリット

不動産担保ローンを利用して資金集めをするメリットは、比較的大きな額の融資を受けやすいということです。
また、銀行や公的機関の融資を断られた人でも、不動産の価値が認められれば審査に通りやすいこともメリットの1つといえます。
カードローンなどの場合は、融資金額が少なく、返済期間が短く設定されているものもありますが、不動産担保ローンの場合は不動産を担保にすることで高額な融資を受けられる可能性があり、返済期間も長く設定できるので、返済の負担を減らすことも可能です。
ただし、万が一返済が不可能になってしまった場合は、担保の不動産を手放さなければいけなくなってしまいます。不動産担保ローンを利用する場合は、無理のない返済プランを立てておくことも大切です。

最後に

開業資金や事業資金を集める方法は、銀行の融資だけではありません。むしろ、開業資金の場合は銀行から融資を受けることは難しいことが多いといえます。開業資金や事業資金を集める場合は、1つの方法だけではなく、いくつかの方法を併用することが一般的です。不動産担保ローンは高額な融資が可能なだけではなく、銀行の審査に落ちてしまった場合でも利用できる可能性があります。不動産を所有している人であれば資金集めの方法として、不動産担保ローンの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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