銀行などから融資を受ける場合、必要な書類として確定申告の書類の提出を求められることがあります。なんらかの事情で確定申告ができなかった場合、不動産担保ローンは利用できないの?という疑問を持っていらっしゃる方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、確定申告をしていない人は不動産担保ローンを利用することができないのかという疑問についてお答えしていきます。
確定申告していないと不動産担保ローンは利用できない?
結論からお話しますと、確定申告をしていない人でも不動産担保ローンの融資を受けられるケースがあります。
ただし、確定申告していない人が必ずしも不動産担保ローンの審査に通過するとは限りませんので、確定申告を申告していない人が融資を受けた実績のあるローン会社に相談してみましょう。
確定申告していない人が融資を実行された事例とは?
確定申告をしていない人が、一昨年の確定申告の書類と事業計画書の内容から融資が実行されたケースがあります。
確定申告していない人は必ずしも融資を断られてしまうということではありませんので、まずは確定申告していない事情と融資内容を相談し、融資が可能であるかを相談するところから始めてみましょう。
銀行系の不動産担保ローンではなくノンバンクの不動産担保ローンを利用する
不動産担保ローンは、ローン会社だけではなく銀行でも扱っている商品です。
しかし、銀行で扱っている不動産担保ローンはノンバンクの不動産担保ローンと比較した場合、審査が厳しくなる傾向があります。
確定申告していない人の場合は、銀行で扱っている不動産担保ローンではなくノンバンクの不動産担保ローンの会社がおすすめです。
確定申告をしていなくても融資が実行された実績のあるローン会社を利用する
確定申告をしていない人で不動産担保ローンの融資を希望する場合は、確定申告をしていなくても融資が実行された実績のあるローン会社を利用するのも1つの方法です。
ホームページなどで確定申告をしていなくても融資が実行された事例が紹介されていますので、実績のあるローン会社に相談してみるのもおすすめです。
不動産担保ローンを専門に扱っている会社に相談する
ノンバンクのローン会社には、カードローンなどの他の融資も扱っている会社と、不動産担保ローンを専門に扱っている会社があります。
不動産担保ローンを専門に扱っている会社の場合、不動産担保ローンの融資実績が多いため、確定申告をしていなくても融資が実行された実績が多い可能性が高くなります。
さらに、不動産担保ローンを専門に扱っている会社の場合、自社で不動産の売買を行っている会社もあるため、銀行で扱う不動産担保ローンや、他のローンも扱っているローン会社と比較すると審査が甘いことがあります。
なぜなら、万が一融資したお金が回収できなくなってしまったときに、担保として預かっていた物件を自社で売ることが可能だからです。
確定申告をしていないなどの理由で銀行や他のローン会社で融資を断られてしまった場合でも、不動産担保ローンを専門に扱っている会社であれば審査に通る可能性もあります。
審査が甘いと言われているローン会社を利用する場合の注意点
確定申告をしていなくても不動産担保ローンが利用できる会社の中には、審査が甘いと言われているローン会社があります。
審査が甘いローン会社の場合、他で融資を断られてしまった人でも融資が受けられる可能性がありますが注意しなければいけない点もあります。
金利や事務手数料が高いローン会社がある
審査が比較的甘いと言われているローン会社の中には、他のローン会社と比較した場合に、金利や事務手数料が高い会社があります。
確定申告をしていないなど不利になる条件がある場合、審査が甘いと言われているローン会社であれば審査が通る可能性がありますが、他のローン会社と比較すると金利や事務手数料が高い会社もありますので、契約をする前に金利や事務手数料について必ず確認しておくようにしましょう。
融資が可能な地域が決められているケースがある
不動産担保ローンを扱う会社には、全国の不動産を担保に融資を行っている会社もありますが、担保となる不動産の所有地域が限られている会社もあります。
比較的審査が甘いと言われている会社の中には、所有している不動産の地域や利用できる方の地域が限定されている会社もありますので、確認してから利用するようにしましょう。
最後に
不動産担保ローンなどの融資を受ける場合、確定申告の書類の提出を求められることがあります。しかし、確定申告をしていなければ不動産担保ローンを利用することができないという会社だけではありません。実際に確定申告をしていない人が融資を受けられた例もありますので、確定申告をしていないけれど不動産担保ローンを利用したいという場合は、融資が可能なのかも含めて融資を希望するローン会社などに相談してみましょう。