担保として提供する不動産が地方にあり、別の場所に居住地がある場合、どこのローン会社に依頼したら良いか分からないという方もいるのではないでしょうか。不動産担保ローン会社の中には、全国対応しているケースも数多くあります。
そこで今回は、全国対応の不動産担保ローン会社の選び方について解説します。
全国対応の不動産担保ローンがおすすめの理由
不動産担保ローンを利用するためには、不動産の担保提供が必要です。
ですが、担保提供ができる不動産の所在地と居住地が違うというケースもあります。
そんなときに便利なのが、全国対応が可能な金融機関やローン会社を利用する方法です。
例えば東京に住んでいて、地方にある実家の不動産を担保提供したいという場合、全国対応のローン会社であれば、東京に居ながら融資が受けられます。
また、地方限定の不動産担保ローン会社で審査落ちしてしまった場合でも、全国対応の不動産担保ローン会社なら審査に通る可能性があるでしょう。
全国対応の不動産担保ローン会社を選ぶポイント
全国対応の不動産担保ローン会社を選ぶときは、以下の点をチェックしてみましょう。
会社概要や実績
全国対応の会社といっても、会社によって実績が異なります。
まずは、ホームページなどで会社概要や実績などを確認してみましょう。
実績の多い会社であれば、過去の実際の実績や融資件数などが紹介されています。
また、不動産担保ローンを扱う会社の中には、残念ながら悪徳業者が紛れていることがあります。
会社概要の中に登録番号の表記がない貸金業者は、ヤミ金融である可能性があります。会社概要欄などに登録番号が記載されているか確認してみましょう。
登録番号は、「東京都知事(13)第〇〇〇〇号」や「関東財務局長(13)第○○○○○号」のように記載されており、(13)の部分は更新回数をあらわしています。
更新回数が少ない会社は実績が少ない可能性があるので、更新回数もチェックしてみると良いでしょう。
対応可能エリア
金融機関やローン会社のホームページには、対応可能エリアが掲載されていることがあります。
まずは、利用を検討している金融機関やローン会社のホームページで対応可能エリアを確認してみましょう。
ホームページに記載がない場合は、問い合わせフォームや電話などで問い合わせてみてください。
担保提供が可能な物件の種類
不動産と一口に言っても、新築一戸建て、中古一戸建て、新築マンション、中古マンション、アパートや土地など、いくつかの種類があります。
物件の種類は流動性に影響するため、どんな不動産を担保提供するかによって、不動産担保ローンの審査結果に影響することがあります。
自身が保有する不動産が担保として提供可能なのかどうかも確認しておくようにしましょう。
審査にかかる期間
担保提供する動産の所在地と申込者の居住地が異なる場合、審査に時間がかかることがあります。
特に、融資までの時間を短くしたい、急ぎで融資を受けたい場合は、審査にかかる期間も確認しておくことが大切です。
融資可能額
地方物件は、都内に所有している物件と比較すると担保価値が低くなる傾向があるため、融資可能額が希望額に達しない可能性があります。
問い合わせをする際は、融資可能額も確認しておくようにしましょう。
金利
不動産担保ローンの金利には、固定金利と変動金利があります。
固定金利は、市場の動きに関係なく返済中の金利が変わらないので、市場の金利が上昇しても途中で金利が上がることがありません。
ただし、変動金利と比較すると、金利が高めに設定されていることが多いのが特徴です。
変動金利は、一定期間ごとに金利の見直しが行われるものです。
金利が上がらなければ返済の負担が大きくなることはありませんが、見直しによって金利が上がる可能性があるため注意も必要です。
変動金利は、固定金利と比較すると契約時の金利は低めに設定されていることが多くなっています。
金利が高くなると返済の負担も大きくなってしまうので、金利の種類と適用される利率は必ず確認しておくようにしましょう。
最後に
東京に住んでいて、地方にある実家の不動産を担保提供したい場合など、担保提供する不動産の所在地と、利用者の住んでいる場所が異なる場合は、全国対応の不動産担保ローンの会社を選ぶのがおすすめです。
全国対応の会社なら、東京に居ながら地方の不動産を担保にした不動産担保ローンの申込みが可能です。
ただし、担保に提供する不動産が地方にある場合は、審査に通りにくくなったり、審査に時間がかかるといったケースもあります。また、必ずしも希望融資額が借りられるとは限らないため、注意しておきましょう。
協和信用保証株式会社は、不動産担保ローンに特化した融資を行っています。地方にある不動産を担保に融資を検討されている場合は、協和信用保証株式会社にお気軽にご相談ください。