80歳以上でも融資は受けられる?80歳まで・85歳まで借りれるローンと高齢者がお金を借りる方法

高齢者が利用できる融資商品は少なく、80歳以上になると申し込みそのものが制限されるケースも珍しくありません。 しかし、老後の生活の中で、生活費や医療費、冠婚葬祭のための費用などが不足してしまい、融資を検討されている方もいるでしょう。

「80歳まで借りれるローンはあるのか」「85歳まで借りれるローンはないか」「80歳以上でも融資を受けられる方法はあるのか」とお悩みの方もいるかもしれません。

この記事では、80歳以上でも利用できる融資商品の具体例や、不動産担保ローンを80歳以上で利用する際のポイント、高齢者がお金を借りる際の注意点について解説します。

目次

80歳以上の高齢者が融資を受けるのは難しい

融資には必ず審査があり、審査を通過しなければお金を借りることはできません。 80歳以上の高齢者で、年金以外の収入がない場合、返済能力が低いと判断され、審査に落ちてしまうケースも多いです。

また、銀行のシニア向けローンや消費者金融のカードローンなどの多くの融資商品には、年齢制限が設けられています。 年齢の上限については、70歳や75歳と定めている商品が多く、80歳以上で申し込みができる商品は非常に限られているのが現状です。

ただし、80歳まで借りれるローンや85歳まで借りれるローンが全く存在しないわけではありません。ノンバンク(銀行以外の金融機関)の不動産担保ローンでは年齢制限を設けていない商品もあり、担保となる不動産の評価額次第で80歳以上の融資にも対応しているケースがあります。

80歳まで・85歳まで借りれるローンはある?年齢帯別の選択肢

80歳以上で融資を受けたい場合、年齢帯ごとに利用できるローンの選択肢は異なります。

80歳まで借りれるローンとしては、一部の消費者金融カードローン(申込年齢80歳までの商品)、ノンバンクの不動産担保ローン、リバースモーゲージなどが挙げられます。銀行系の不動産担保ローンは「完済時年齢80歳未満」という条件が多いため、80歳に近い年齢で申し込む場合は、短期間での返済計画が必要です。

85歳まで借りれるローンとしては、ノンバンクの不動産担保ローン(完済時85歳未満を条件とする商品)や、一部のフリーローン商品が該当します。ノンバンクの中には完済時の年齢制限も設けていない商品もあるため、85歳以上の方でも担保不動産の価値次第で融資を受けられる可能性があります。

不動産担保ローンで80歳以上の方が融資を受ける場合、銀行系よりもノンバンク系のほうが審査に通りやすい傾向があります。ノンバンクは担保不動産の価値を重視して審査を行うため、年金収入のみの高齢者でも、不動産の評価額が高ければ融資を実行してもらえるケースがあります。

80歳以上でも利用できる融資商品

80歳以上が融資を受けるのは非常に難しいですが、利用できる商品がないわけではありません。 続いては、80歳以上でも利用できる融資商品の例をいくつか紹介します。

シニア向けカードローン

シニア向けカードローンは、主に60歳以上を対象としています。 大手の消費者金融業者のカードローンは、70歳〜75歳までしか申し込めませんが、一部、80歳でも申し込めるカードローンを提供している業者もあります。 シニア向けカードローンは、審査スピードが早く、資金使途を限定されないのがメリットです。 ただし、無担保ローンであることから金利が高く、高額の借り入れには対応できないというデメリットもあります。

信用金庫のシニア向けローン

80歳以上の場合、銀行のシニア向けローンは年齢制限で利用できないケースが多いです。 一方で、信用金庫のシニア向けローンは、審査基準が緩やかで、80歳以上でも利用できる可能性があります。 信用金庫のシニア向けローンは、比較的金利が低く、返済負担を抑えられるのがメリットです。 ただし、借り入れ上限額は100万円程度であるケースが多く、高額の借り入れには対応できません。

リバースモーゲージ

リバースモーゲージは、自宅を担保にして資金を借り入れる方法です。 元本の返済は、契約者が亡くなった後に、自宅を売却することで完了します。

生存中は利息分のみの返済となるため、負担を抑えられるのがメリットです。 ただし、契約者の死亡後には自宅が売却されてしまうため、相続はできません。また、変動金利のため、金利上昇により想定より早く融資限度額に到達するリスクがあります。

リースバック

リースバックは、自宅を売却して現金化し、そのまま賃貸として住み続けることができる仕組みです。 売却によりまとまった資金を得られる一方で、引き続き住み慣れた家に住めるメリットがあります。 ただし、毎月の家賃を負担する必要があり、長生きすればするほど負担が重くなる可能性があります。

生活福祉資金貸付制度

生活福祉資金貸付制度とは、各都道府県の社会福祉協議会が実施する公的な融資制度です。低所得者や高齢者を対象に、生活費や医療費、介護サービスの利用費などの支援を行います。 無利子や低金利で利用できるため、経済的な負担を抑えたい高齢者におすすめです。

なお、この制度の中には「不動産担保型生活資金」という、自宅を担保にして毎月の生活資金の貸付を受けられる仕組みもあります。リバースモーゲージと似た仕組みですが、営利目的ではないため金利が低く(年3%または長期プライムレートの低い方)、民間の商品より有利な条件で利用できる場合があります。

ただし、申し込みから融資までには最短でも1か月ほどの時間がかかり、審査結果によっては融資が実行されないケースもあります。

生命保険の契約者貸付制度

生命保険の契約者貸付制度とは、保険契約の解約返戻金を担保に資金を借り入れることができる制度です。 審査がなく、比較的低金利で借り入れができるというメリットがあります。 ただし、借り入れ可能額は、契約中の保険契約における解約返戻金の7割〜9割程度までとなります。

不動産担保ローン

不動産担保ローンは、土地や建物などの不動産を担保に高額の借り入れができる融資商品です。 審査においては、不動産の担保価値が重要視されるため、年金収入のみの高齢者も申し込みがしやすいというメリットがあります。 また、リバースモーゲージやリースバックのように、所有の不動産を売却する必要はありません。

融資限度額は、一般的に不動産評価額の50%〜80%程度が目安です。たとえば、評価額3,000万円の不動産であれば、1,500万円〜2,400万円程度の融資が見込める計算になります。

ただし、金融機関によっては、契約年齢や完済年齢に制限が設けられているケースもあるため、業者選びは慎重に行いましょう。

80歳以上で不動産担保ローンの審査に通るためのポイント

不動産担保ローンは80歳以上の方でも利用できる可能性がありますが、年齢が高くなるほど審査は厳しくなる傾向があります。ここでは、審査に通りやすくなるポイントを紹介します。

まず、借入希望額をできるだけ抑えることが重要です。80歳以上の融資では、高額かつ長期の借入は難しいため、必要最低限の金額に絞って申し込むことで、審査通過の可能性が高まります。

次に、借入期間を短めに設定しましょう。たとえば80歳で申し込みを行い、借入期間を5年に設定するなど、短期間での返済計画を立てることで、金融機関のリスクが軽減され、審査が通りやすくなります。

また、連帯保証人を立てることも有効です。お子様など、安定した収入のある親族を連帯保証人にすることで、金融機関にとっての回収リスクが低減されます。ただし、連帯保証人には重大な責任が伴うため、事前に十分な話し合いを行うことが大切です。

さらに、借入金の返済や税金の滞納がある場合は、事前にすべて解消しておきましょう。滞納がある状態では返済能力が低いと判断され、審査に通りにくくなります。

80歳以上が融資を受ける際の注意点

続いては、80歳以上が金融機関からの融資を受ける際の注意点について解説します。

借入可能額は低くなる

80歳以上の高齢者で、年金のみの収入の場合、返済能力が低いと判断される可能性が高いです。 高額の借り入れに対応できる商品であっても、借入可能額は低めに設定されるケースが多いでしょう。

相続人の負担が増える

万が一、完済前に契約者が死亡した場合、債務は子どもへ相続されます。 子どもが債務を放棄した場合には、預貯金や不動産といった資産も相続できなくなってしまうため、注意が必要です。

融資を受ける際には、無理のない返済計画を立て、生存中の完済を目指しましょう。また、家族には融資の内容や返済状況を事前に共有しておくことで、将来的なトラブルを防ぐことができます。

悪質な業者に注意する

高齢者を狙った悪質な貸金業者も存在します。「審査なし」「誰でも借りられる」といった広告を出している業者は、正規の金融機関ではない可能性があります。正規の貸金業者は必ず審査を実施することが法律で義務付けられていますので、利用する際は貸金業登録番号を確認し、信頼できる業者を選びましょう。

不動産担保ローンは80歳以上の高齢者も申し込み可能!

80歳以上で融資を検討している方には、不動産担保ローンの活用をおすすめします。 不動産の担保価値によっては高額の借り入れも可能なため、老後の生活資金や介護費用の補填に役立てられるでしょう。

85歳まで借りれるローンやそれ以上の年齢に対応した商品を探している方は、年齢制限を設けていないノンバンクの不動産担保ローンを検討してみてはいかがでしょうか。

協和信用保証株式会社では、昭和63年の創業以来、不動産担保ローンに特化した貸付を行っております。 お客様の状況に合わせた柔軟な審査と融資プランの提案をさせていただきますので、80歳以上の高齢者の方もお気軽にご相談ください。

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