不動産担保ローン関連コラム

不動産を担保に融資を受ける流れや必要なものを解説

不動産を担保に融資を受ける不動産担保ローンは、他の金融商品と比較すると金利が低くなり、高額な融資も可能で資金使途も自由なため、まとまった資金が必要なときに便利な融資方法の1つです。
そこで今回は、不動産を担保に融資を受けるときの流れや必要なものについて解説します。

不動産を担保に融資を受ける流れ

不動産を担保に融資を受けるときの流れを紹介します。
仮審査から融資が実行されるまで3週間~1ヶ月程度の時間がかかることがありますので、余裕を持って申し込むことが大切です。

申し込み・仮審査

融資の申込み先となる金融機関やローン会社を決めたら、電話またはウェブサイトを利用して仮審査の申し込みを行います。
利用する金融機関やローン会社によって異なりますが、即日~3日ほどで連絡がくるでしょう。
ウェブサイトから申し込みをする際は、入力漏れや入力内容に不備があった場合は、審査に時間がかかることがありますので注意してください。

正式審査の申し込み

仮審査に通過したら、必要な書類を揃えて正式審査の申し込みを行います。
正式審査に必要な書類には、融資の申込書の他に

・本人確認に関するもの
・収入を証明できるもの
・担保に関するもの

などが必要になります。

あらかじめ正式審査申込に必要な書類を確認の上、準備しておくとスムーズに申し込みを行うことができます。
窓口での申し込みを行っている場合もありますが、郵送で受け付けているところもありますので、平日に窓口に行くのが難しい場合は書類の提出方法も併せて確認しておくと良いでしょう。
また、提出書類に不備があった場合は、審査に時間がかかることがありますので不備のないように準備しておくことが大切です。

審査

正式審査の申し込みのあとは、融資実行に関する審査が行われます。
不動産を担保に融資を受ける場合、担保となる不動産の現地調査などが行われることがあります。
また、銀行の不動産担保ローンなどに申し込みをした場合は担保評価を不動産鑑定士に依頼するケースが多くなっています。
そのため、審査結果が出るまでに時間がかかることがあります。審査結果は、1週間~数週間程度で連絡が来ることが多いようです。

契約手続き

正式審査に通過したら、契約の手続きを行います。
契約時には、印鑑証明書、登記済権利書(または登記識別情報)などの書類が必要です。
また、書類の他に印紙代などが必要になる場合がありますので、契約に必要な書類や手数料などを事前に確認しておくと手続きをスムーズに進めることができます。

融資実行

契約手続きが完了すると指定口座にお金が振り込まれ、融資実行となります。
仮審査の申し込みから融資が実行されるまで1ヶ月程度かかることがありますので、融資の申し込みは余裕を持って行い、書類に不備のないように手続きを行うようにしましょう。

不動産担保融資の申し込みに必要なもの

不動産担保融資の申し込みには、正式審査の申込時に必要な書類と契約時に必要になる書類があります。
正式審査の申込時に必要な書類には、「本人確認に関するもの」「収入が確認できるもの」「担保予定の不動産に関するもの」「担保予定の不動産のローン残高が確認できるもの」「税金に関するもの」などがあります。
融資の契約時は、「登記済権利証又は登記識別情報通知書」「住民票」「金融機関に渡された契約書類」「実印(印鑑登録済みの印鑑)」などが必要です。
ただし、申込先によって必要な書類が異なる場合がありますので、申込先の金融機関に確認するようにしてください。

本人確認ができるもの

本人確認をするための書類として、以下のようなものの提出を求められます。
· 運転免許証
· パスポート
· 健康保険証
· マイナンバーカード
· 住民基本台帳カード
· 特別永住者証明書
· 在留カード

収入の確認ができるもの

収入を確認するために、以下のような書類の提出が必要になります。
· 源泉徴収票
· 所得証明書
· 課税証明書
· 直近2~3か月分の給与明細

担保予定の不動産に関するもの

担保予定の不動産に関する書類には、以下のようなものがあります。
· 登記事項証明書または登記簿謄本
· 建物図面

担保予定の不動産のローン残高が確認できるもの

担保予定の不動産のローン残高が確認できる書類には、以下のようなものがあります。
· 返済予定表
· 残高証明書
書類を紛失してしまった場合は、融資先の会社から取り寄せることができます。

税金に関するもの

税金に関する書類には、以下のようなものがあります。
· 納税証明書

契約時に必要な書類

正式審査が終わり、契約を結ぶときは「登記済権利証又は登記識別情報通知書」「住民票」「金融機関に渡された契約書類」「実印(印鑑登録済みの印鑑)」などが必要です。
印鑑登録をした印鑑がない場合は、住民登録している市区町村役場に身分証明書と登録する印鑑を持参すればすぐに登録が完了します。実印は、融資を受ける以外にも重要な契約時に必要になるものなので、必ず登録を済ませておきましょう。

不動産を担保にした融資実行が取り消しになることはある?

通常は本審査に通過して契約が完了すれば融資は実行されますが、審査通過後に以下のような内容が発覚した場合は、融資実行が取り消されてしまうことがあります。

· 書類に虚偽の記載があった
· 転職・退職をした
· 破産手続きを行った
· 新たな借入を行った

書類に虚偽の記載をした、審査完了直後に転職や退職をした、破産手続きを行ったなどのケースはほとんどありませんが、うっかり融資実行前にお金が足りずに新たな借入をしてしまう可能性はゼロではありません。
審査に通る=融資が必ず実行されるという意味ではありませんので、本審査に通過後は融資が実行されるまで新たな借入や転職などをしないように注意しましょう。

最後に

不動産を担保にした住宅ローンや不動産担保ローンは、他の金融商品と比較すると金利が低く、高額な融資を受けることが可能です。
そのため、担保があれば必ず融資が受けられるというわけではありません。
せっかく本審査に通過しても、虚偽の申告をしたり、新たな借入を行ったりすると融資が実行されなくなってしまうこともあります。
協和信用保証株式会社では、不動産担保ローンに特化した融資を行っています。不動産を担保にする融資に関するご相談は、協和信用保証株式会社におまかせください。

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