「リース」と「ローン」の違いがよく分からない、という方は意外と多いのではないでしょうか。それぞれの仕組みや特徴を知ることで、自分に合うのはどちらなのかが分かるようになるかもしれません。
そこで今回は、リースとローンの仕組みや違い、それぞれのメリット・デメリットについて分かりやすく解説します。
リースの仕組み
リースとは、リース会社が販売店から一括で商品を購入をし、購入した商品を第三者に貸し出すものです。
利用者は、リース料を支払って商品を使う仕組みとなっているため、商品の所有権はリース会社にあります。
リース契約期間中は商品を使い続けることができますが、リース契約が終了すると同時に、商品はリース会社に返却しなければなりません。
リースとローンの違い
ローンとは、商品の代金を分割で支払うことです。
商品をローンで購入する場合、利用者は信販会社(ローン会社)と分割払いの契約を結びます。
信販会社(ローン会社)は、商品の販売会社に対して代金を一括で支払い、利用者は信販会社(ローン会社)に代金を分割払いすることで、その商品を使うことができるという仕組みです。
例えばクルマの場合、リース料を支払って利用するのが、カーリースです。
カーリースの場合自分のクルマとして毎日乗ることができますが、クルマの所有権はリース会社にあるので、リース契約期間が終了したらそのクルマは返却する必要があります。
一方、クルマを分割払いで購入するカーローンの場合、所有権は購入した利用者にある場合と、ディーラーまたは信販会社(ローン会社)にある場合と、2つのパターンがあります。ディーラーまたは信販会社(ローン会社)に所有権がある場合も、ローンの返済が完了すれば、クルマの所有権は購入者に変わることになります。
リースのメリット・デメリット
リースとローンの違いが分かったところで、次はそれぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。
リースのメリットには、以下のようなことが挙げられます。
・初期費用を抑えられる
・最新の商品を利用できる
・必要がなくなったときは返却できる
また、リースのデメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。
・所有権がない
・中途解約ができない
・手数料などで割高になる
リース契約は、高額の商品を一時に利用したり、期間限定で利用したい場合におすすめの方法です。
ただし、リース会社に支払うリース料には手数料が含まれているため、購入するよりも料金は割高になるケースが多いため、長期的に利用する場合は、代金を分割で支払うローン契約のほうが適していることがあります。
また、リース契約の場合商品の所有権はないため、契約終了後も引き続き利用したい場合は、再リース契約をするか、または買い取りの検討が必要になります。
ローンのメリット・デメリット
ローンのメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。
・まとまったお金がなくても商品を購入できる
・購入した商品を所有できる
・返済計画を立てやすい
ローンのデメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。
・金利がかかる
・返済期間が長くなるほど、金利の負担が大きくなる
ローンの最も大きなメリットは、手元にまとまったお金がなくても、高額の商品を所有できることです。
反対にデメリットは、金利分も含めて購入代金を支払わなければならないため、返済期間が長くなるほど金利の負担が大きくなってしまうことです。
また、商品をローンで購入する場合、支払いが終わるまでは自由に売却ができないことがあるため注意も必要です。
最後に
手元にまとまったお金がなくても高額の商品を利用する方法として、「リース」と「ローン」があります。
リース契約は、リース料を支払って商品を借りる契約です。
ローン契約は、商品を購入して分割で支払う契約となります。
ただし、リースの場合もローンの場合も手数料や金利がかかるため、長期間利用する場合は一括で購入するときよりも割高になってしまうことがあります。
それぞれの特徴、メリット・デメリットを理解したうえで、目的に合わせてより良い方法を選ぶことが大切です。
不動産担保ローンは、所有する不動産を担保提供することで、高額の融資も可能としたローンです。
資金使途は自由に決められるものが多く、担保がある分、他のローン契約よりも金利を安く抑えられるというメリットがあります。
融資可能額は担保提供する不動産の価値に応じて決定され、比較的審査にも通りやすいのが特徴です。
不動産担保ローンを利用して必要な融資を受け、商品の代金を一括払いすれば、手数料や金利の負担を減らすことができます。
また、借りたお金は購入する商品の代金以外にも利用することが可能です。
協和信用保証株式会社は、不動産担保ローンに特化した融資を行っています。高額の商品のリースやローンでの購入を検討されている場合は、協和信用保証株式会社にぜひご相談ください。