不動産担保ローン関連コラム

老後資金はいくら必要?お金の貯め方や借りる方法を紹介

老後の資金に不安があると感じている人は多いのではないでしょうか。年金支給額の減額などもあり、約8割の人が公的年金だけでは生活に不安を感じているという調査結果も出ています。
そこで、老後の資金としていくら必要なのか、お金の貯め方や高齢者になったときにお金を借りる方法について解説します。

老後資金はいくら必要?

総務省の令和4年6月分の家計調査報告によると、一世帯2人以上の家庭の消費支出は276,885円です 。
厚生労働省年金局「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業概況」によると、国民年金の平均受給額は56,252円、厚生年金の平均受給額は144,366円です。
厚生労働省から発表された『令和3年簡易生命表』よると、2021年の日本人の平均寿命は女性が87.57歳、男性が81.47歳です。
2人以上の家庭の平均支出、平均年金受給額、平均寿命から老後に必要な資金をシミュレーションと以下のようになります。

 

年金収入

(月額)

消費支出

(月額)

収支

(月額)

夫平均寿命までに必要な金額 自助努力で必要になる資金額
夫婦ともに国民年金の場合 112,504円 276,885円 ▲164,381円 53,161,920円

年金収入21,600,768円

▲21,548,527円
夫:厚生年金

妻:国民年金

200,618円 276,885円 ▲76,267円 53,161,920円

年金収入38,518,656円

▲14,643,264円
夫:厚生年金

妻:厚生年金

288,732円 276,885円 11,847円 53,161,920円

年金収入55,436,544円

マイナスなし

(+2,274,624円)

上記の表から分かるように、夫婦ともに国民年金だった場合、老後に2,000万円を超える金額が足りなくなる可能性があります。
夫婦ともに厚生年金だった場合は、一般的な生活であれば公的年金だけで生活ができる可能性があります。
しかし、病気や事故、介護などが必要になったときにも安心して暮らせるように、まとまった老後の資金を確保しておくことがおすすめです。

老後資金の貯め方

ゆとりある老後だけではなく、お金の心配をせずに安心して老後の生活を送るためには、若いうちから老後の資金をためておくことが必要です。
老後資金を貯める方法には、以下のような方法があります。

定期預金・定期貯金で積み立てる

定期預金・定期貯金であれば、ノーリスクでお金を貯めることが可能です。
ただし、大手銀行の定期預金の金利はかなり低くなっており、0.002%程度のところが多くなっています。
例えば、100万円を1年預けたときの金利は2,000円です。さらに定期預金の金利には、所得税、地方税を合わせて20%の税金が課税されるため、実質増えるのは1,800円ということになります。
お金を貯めるという意味では定期預金や定期貯金を利用することもできますが、老後の資金としてお金を増やしたい場合はあまり効率的な方法とは言えません。

iDeCoやNISAを活用する

iDeCo(イデコ)やNISA(ニーサ)は、少額投資によって資産形成を目指すことを支援するための非課税制度です。
リスクを分散しながら資産運用を行えば、効率的に老後の資産を増やすことが可能です。
しかし、資産運用を行う場合、リターンが大きければリスクも大きくなり、リスクを抑えるとリターンも少なくなるのが一般的です。
少額投資制度であるiDeCo(イデコ)やNISA(ニーサ)は、一攫千金を狙うものではないことを理解しておきましょう。

財形貯蓄を活用する

財形貯蓄とは自分で決めた金額を毎月の給与から天引きする形で貯蓄するものです。
会社があらかじめ設定した金額を給与から自動的に差し引き、貯蓄の口座に入金してくれます。
自分の意志ではなかなか貯金ができないという人は財形貯蓄を利用するのもおすすめです。

退職金を運用する

退職金の使い道が決まっていない、すぐに使う予定がない場合は退職金を運用して増やすのも一つの方法です。
ただし、短期間でお金を増やそうとしすぎてしまうとリスクが高くなるため、中長期的な目標を立て、時間をかけて運用することが大事です。

老後資金が足りないときにお金を借りる方法

老後の資産が十分でなかった場合や予測不能な事態が起こってしまった場合、資金が足りなくなってしまうことがあります。
以下の3つの方法は、高齢者でも融資が受けることが可能です。
どうしても老後の資金が足りなくなってしまったときは、以下の方法でお金を借りることを検討してみましょう。

リースバック

リースバックとは、持ち家を売却し、買主に家賃を支払うことで自宅に住み続けられるというもので、以下のようなメリットがあります。

  • 借金をせずにまとまった資金が手に入る
  • 売却後も家賃を支払えば住み慣れた自宅に住み続けられる

しかし、以下のようなデメリットもあります。

  • 周辺の相場よりも高い家賃を支払う必要がある
  • 家賃が支払えなくなったら、自宅に住みめなくなる

リバースモーゲージ

リバースモーゲージとは、自宅を担保に融資を受け、生存中は利息のみの返済を行い、契約者が死亡時に家を売却して元本の返済を行う方法です。
リースバックとは異なり、リバースモーゲージの場合はお金を借りることになりますが、生存中の返済は利息のみなので、返済の負担が減らせるというメリットがあります。

ただし、リバースモーゲージには

  • 長生きをすると借りたお金をすべて使ってしまう可能性がある
  • 契約者が先に亡くなった場合、残された配偶者が住む家を失ってしまうことがある

などのリスクもあります。

不動産担保ローン

不動産担保ローンとは、所有している不動産を担保に融資を受ける方法です。
自宅(不動産)を担保に融資を受けるという意味ではリバースモーゲージと同じですが、お金の使い道に制限がなく、契約者が亡くなっても家を失う心配がありません。
ただし、元本を含めた返済を行う必要があり、返済不能となった場合は担保提供した不動産を売却して返済する必要があります。

最後に

加入している公的年金の種類や、どれくらい長生きするかによって老後に必要な金額は人によって異なります。
しかし、アンケートによると老後で一番不安なことは「お金」と答えている人が8割を超えているという結果も出ています。
何事もなく暮らしていれば公的年金だけで生活が可能な人もいますが、年齢を重ねると、病気や介護などが必要になる可能性もあります。万が一老後の資金が不足してしまった場合は、不動産担保ローンの利用を検討してみましょう。
不動産担保ローンは返済期間を長く設定することが可能なので、返済の負担を軽くすることができます。
協和信用保証株式会社は、不動産担保ローンに特化した融資を行っています。老後の資金に不安がある方や老後の資金が足りなくなってしまった方は、協和信用保証株式会社にお気軽にご相談ください。

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