不動産担保ローン関連コラム

80歳以上でも融資は受けられる?高齢者がお金を借りる方法

高齢者が利用できる融資商品は少なく、80歳以上になると申し込みそのものが制限されるケースも珍しくありません。
しかし、老後の生活の中で、生活費や医療費、冠婚葬祭のための費用などが不足してしまい、融資を検討されている方もいるでしょう。

この記事では、80歳以上でも利用できる融資商品の具体例や、高齢者がお金を借りる際の注意点について解説します。

80歳以上の高齢者が融資を受けるのは難しい

融資には必ず審査があり、審査を通過しなければお金を借りることはできません。
80歳以上の高齢者で、年金以外の収入がない場合、返済能力が低いと判断され、審査に落ちてしまうケースも多いです。

また、銀行のシニア向けローンや消費者金融のカードローンなどの多くの融資商品には、年齢制限が設けられています。
年齢の上限については、70歳や75歳と定めている商品が多く、80歳以上で申し込みができる商品は非常に限られているのが現状です。

80歳以上でも利用できる融資商品

80歳以上が融資を受けるのは以上に難しいですが、利用できる商品がないわけではありません。
続いては、80歳以上でも利用できる融資商品の例をいくつか紹介します。

シニア向けカードローン

シニア向けカードローンは、主に60歳以上を対象としています。
大手の消費者金融業者のカードローンは、70歳〜75歳までしか申し込めませんが、一部、80歳でも申し込めるカードローンを提供している業者もあります。
シニア向けカードローンは、審査スピードが早く、資金使途を限定されないのがメリットです。
ただし、無担保ローンであることから金利が高く、高額の借り入れには対応できないというデメリットもあります。

信用金庫のシニア向けローン

80歳以上の場合、銀行のシニア向けローンは年齢制限で利用できないケースが多いです。
一方で、信用金庫のシニア向けローンは、審査基準が緩やかで、80歳以上でも利用できる可能性があります。
信用金庫のシニア向けローンは、比較的金利が低く、返済負担を抑えられるのがメリットです。
ただし、借り入れ上限額は100万円程度であるケースが多く、高額の借り入れには対応できません。

リバースモーゲージ

リバースモーゲージは、自宅を担保にして資金を借り入れる方法です。
元本の返済は、契約者が亡くなった後に、自宅を売却することで完了します。

生存中は利息分のみの返済となるため、負担を抑えられるのがメリットです。
ただし、契約者の死亡後には自宅が売却されてしまうため、相続はできません。

リースバック

リースバックは、自宅を売却して現金化し、そのまま賃貸として住み続けることができる仕組みです。
売却によりまとまった資金を得られる一方で、引き続き住み慣れた家に住めるメリットがあります。
ただし、毎月の家賃を負担する必要があり、長生きすればするほど負担が重くなる可能性があります。

生活福祉資金貸付制度

生活福祉資金貸付制度とは、各都道府県の社会福祉協議会が実施する公的な融資制度です。低所得者や高齢者を対象に、生活費や医療費、介護サービスの利用費などの支援を行います。
無利子や低金利で利用できるため、経済的な負担を抑えたい高齢者におすすめです。

ただし、申し込みから融資までには最短でも1か月ほどの時間がかかり、審査結果によっては融資が実行されないケースもあります。

また、高額の借り入れには対応できません。

生命保険の契約者貸付制度

生命保険の契約者貸付制度とは、保険契約の解約返戻金を担保に資金を借り入れることができる制度です。
審査がなく、比較的低金利で借り入れができるというメリットがあります。
ただし、借り入れ可能額は、契約中の保険契約における解約返戻金の7割〜9割程度までとなります。

不動産担保ローン

不動産担保ローンは、土地や建物などの不動産を担保に高額の借り入れができる融資商品です。
審査においては、不動産の担保価値が重要視されるため、年金収入のみの高齢者も申し込みがしやすいというメリットがあります。
また、リバースモーゲージやリースバックのように、所有の不動産を売却する必要はありません。
ただし、金融機関によっては、契約年齢や完済年齢に制限が設けられているケースもあるため、業者選びは慎重に行いましょう。

80歳以上が融資を受ける際の注意点

続いては、80歳以上が金融機関からの融資を受ける際の注意点について解説します。

借入可能額は低くなる

80歳以上の高齢者で、年金のみの収入の場合、返済能力が低いと判断される可能性が高いです。
高額の借り入れに対応できる商品であっても、借入可能額は低めに設定されるケースが多いでしょう。

相続人の負担が増える

万が一、完済前に契約者が死亡した場合、債務は子どもへ相続されます。
子どもが債務を放棄した場合には、預貯金や不動産といった資産も相続できなくなってしまうため、注意が必要です。

融資を受ける際には、無理のない返済計画を立て、生存中の完済を目指しましょう。

不動産担保ローンは80歳以上の高齢者も申し込み可能!

80歳以上で融資を検討している方には、不動産担保ローンの活用をおすすめします。
不動産の担保価値によっては高額の借り入れも可能なため、老後の生活資金や介護費用の補填に役立てられるでしょう。

協和信用保証株式会社では、不動産担保ローンに特化した貸付を行っております。
お客様の状況に合わせた融資プランの提案をさせていただきますので、80歳以上の高齢者の方もお気軽にご相談ください。

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