不動産担保ローン関連コラム

返済方法に注意が必要な不動産担保ローンとは?

安全で計画的に融資が受けられる不動産担保ローンですが、返済方法に注意が必要になる場合もあります。メリットもあればデメリットもありますので、融資を考える前に確認しておきましょう。不動産担保ローンを利用する前に知っておきたい、返済方法に注意が必要な不動産担保ローンについてご説明します。

 返済方法に注意が必要な不動産担保ローンとは?

不動産担保ローンにはメリットもあればデメリットもあります。特に返済方法に関しては、利用する前にしっかりと確認し、注意しておきたいポイントがあります。

不動産担保ローンの返済方法には、次のようなものがあります。

・元利均等返済方式
・元金均等返済方式
・期日一括返済方式

毎月の返済原資などを厳しく評価する銀行や住宅金融公庫などのローンでは、返済年数が30年以上になるような長期の元利均等返済方法も採用することが可能ですが、不動産の担保評価額を主な審査基準とし、審査が厳しくないノンバンクが採択する元利均等返済方法では、1年~5年程度の契約更新型が主になります。

ノンバンクで契約更新型の元利均等返済方法が選ばれるのは、不動産の価格が変動して市場評価額が下がった場合や、債務者の返済が難しい状況になった場合などに、更新せずに一括返済を請求するためです。

不動産担保ローンのデメリットとは?

不動産担保ローン、特に更新型元利均等返済方式のローンはメリットもありますが、当然デメリットもあります。
更新型元利均等返済方式の不動産担保ローンの場合、事前にしっかりと確認しなければならない点がいくつかありますが、その中でも注意しなければいけないのが、毎月の返済額や更新時の更新手数料の確認です。不動産担保ローンは、借入における諸費用が発生するのが最大のデメリットです。

不動産担保ローンを利用する際に発生する、主な諸費用は以下の通りです。

・ローン会社が設定する事務手数料
・抵当権設定の登記費用
・不動産鑑定費用(事務手数料に含まれる場合もあります)
・印紙税 など

不動産担保ローンの融資を受けるには、厳しい審査と諸費用が必要になります。

また、不動産担保ローンによって即日融資を受けたいという方も少なくありませんが、不動産担保ローンは基本的に即日融資は難しいです。
即日融資が難しいという点も、不動産担保ローンのデメリットと言えるでしょう。

住宅ローンが残っている不動産を不動産担保ローンの担保にするのは可能?

ノンバンク系の不動産担保ローンは、銀行などの金融機関のものと比べて使途が自由・金利が低い・審査が甘いローンと言われています。
そのため、住宅ローンが残っている不動産を担保にして不動産担保ローンの融資を受けたいと考える方も少なくありません。

基本的に、第3親等以内の親族所有の不動産まで不動産担保ローンの担保にすることが可能ですが、「自分の都合で家族や親戚に迷惑をかけたくない」という方の中には、不動産担保ローンを利用するためには、住宅ローンが完済できていない不動産を担保とするしか選択肢がないという場合も生じるのです。

さて、そもそも住宅ローンが残っている不動産を不動産担保ローンの担保にして融資を受けることは可能なのでしょうか?
答えは「はい」です。

住宅ローンが残っている不動産の中でも、返済が進んでいて「担保評価額」の方がローン残債よりも金額が大きい状態であれば、担保余力がある状態とみなされます。担保余力があるとみなされれば、住宅ローン返済中でも不動産担保ローンを利用することが可能になるのです。この場合の返済順位は住宅ローンを貸している銀行が第一順位、不動産担保ローンで融資するノンバンクは第二順位となります。

住宅ローンが残っている不動産でも不動産担保ローンの融資が受けられるという点は、不動産担保ローンのメリットと言えるでしょう。

まとめ

今回は、返済方法に注意が必要な不動産担保ローンと、不動産担保ローンのデメリット、更に住宅ローンが残っている不動産を担保にして不動産担保ローンの融資を受けられるのか否かについてお話しました。

不動産担保ローンには様々な返済方法があり、銀行や住宅金融公庫などのローンであれば、返済年数が30年以上になるような長期の元利均等返済方法も採用してもらえる可能性が高いです。一方で、審査が厳しくないノンバンクが採択する元利均等返済方法では、1年~5年程度の契約更新型が主になっています。
不動産担保ローンで更新型元利均等返済方法のローンを利用する場合は、毎月の返済額や更新時の更新手数料の確認も必要になります。

また、住宅ローン返済中のマイホームを担保に不動産担保ローンの融資を受けるには、担保余力があるとみなされれば融資してもらえる可能性が高いとされています。

不動産担保ローンには気をつけたい注意点が多数ありますが、注意点をよく確認して賢く活用すれば、困った時の強い味方になってくれます。是非お気軽にご相談くださいませ。不動産担保ローンについてより詳しく知りたい方は、こちらのページをご覧ください。

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