不動産担保ローン関連コラム

空き家を担保にして不動産担保ローンは利用できるの?

ご両親が所有していた家が空き家になってしまっているという人も多いのではないでしょうか。せっかく不動産を所有しているのに、利用しないのはもったいないですね。そこで、今回は空き家を担保にして不動産担保ローンは利用できるのか、またその利用方法はどのようなものがあるのかについてご紹介します。

空き家を担保に不動産担保ローンを利用することはできる?

空き家などのいわゆる遊休不動産と呼ばれている不動産であったとしても、担保価値が認められれば空き家を担保にして不動産担保ローンを利用することができます。空き家を担保に不動産担保ローンを利用すると、急な出費に必要な融資が受けられるだけではなく、相続対策や老人ホームの入居費用の調達などに利用することも可能です。

急な出費のための資金を調達する

自分の親御さんが所有している家が、老人ホームなどに入居したことで空き家になっているケースや親御さんが亡くなり、実家を相続したが別の場所に住んでいたため家を使用する人がいなくなってしまったために実家が空き家になってしまったという人は増えています。

前の項目でもご紹介したように空き家の所有者ではなかった場合でも、所有者の承諾があり、空き家に担保価値が認められれば、不動産担保ローンを利用することができます。家の場所や家の状態によって担保価値が変わりますので、急な出費のための資金調達を考えている人はまずは融資可能な物件であるかを確認してみましょう。

納税のための資金を調達する

たとえ空き家であった場合でも、所有者がいる不動産の場合は毎年税金を支払う必要があります。つまり、使用していなくても不動産を所有しているだけでお金がかかってしまうのです。親御さんが亡くなって財産を相続した場合、すぐに現金にできるものを相続した場合は相続したお金を税金に使うことができますが、家や土地などの不動産を相続した場合は、売却を試みたとしても買い手がつかなければ現金化することができません。

所有している不動産に担保価値が認められれば融資を受けることができますので、空き家を担保に不動産担保ローンを利用することで納税に必要な資金調達をすることができます。

防犯対策のために空き家の改築資金にする

所有している家をいつまでも空き家のままの状態にしておきますと、年月とともに家は劣化してしまいます。見た目も古くなってしまいますので、そのまま放置し続けてしまいますと空き巣に狙われてしまう可能性もあります。

すぐに空き家に住む予定がない場合でも、不動産担保ローンを利用して空き家の増改築を行うことで家の資産価値を高めることもできますし、家をきれいにしておくことで防犯対策にもなります。

相続した不動産を有効活用する

前の項目でご紹介したように、親から家を相続した場合、相続した家に住む人がなく空き家になっていた場合でも固定資産税などの税金を支払う必要があります。つまり、空き家をそのまま放置していたとしても税金を払わなければいけないということです。

空き家をそのまま放置していても税金がかかるのであれば、できるだけ有効活用したいですね。空き家を担保に増改築をして誰かに貸すことができれば、家賃収入を得ることもできますし、家をきれいにすることで防犯対策にもなります。空き家をそのままにしておくのではなく、相続した不動産を有効活用するために不動産担保ローンを利用するのも良いのではないでしょうか。

老人ホームの入居費用を調達する

実家のご両親が健康で生活しているときは問題ありませんが、ちょっとしたケガや病気がきっかけに介護が必要になるケースがあります。今まで別々に暮らしていた場合、介護が必要な親御さんと一緒に暮らすのが難しい場合は老人ホームへの入居が必要になることもあります。

老人ホームには、公的施設と民間の施設がありますが、公的施設に入居する場合は特定の条件を満たす必要がありますし、また待機している人も多いためすぐに入居できないことも多いです。民間の施設であれば、空きがあればすぐに入居することができますが、月額の利用料金の他に一時金としてまとまったお金が必要になることもあります。

急に介護が必要になり、老人ホームの入居が必要になった場合は、空き家を利用して不動産担保ローンで資金を調達すると一時金の負担を軽減することが可能です。

空き家を担保に不動産担保ローンを利用するときの注意点

不動産担保ローンを利用する場合、固定資産税納付証明書などの書類が必要になることがあります。自分の持ち家ではない家を担保にする場合は、固定資産税の納付漏れがないか確認しておきましょう。

まとめ

空き家などの遊休不動産を担保に不動産担保ローンを利用することは可能です。ただし、資産価値が認められなければローンを利用できないこともありますので注意が必要です。不動産担保ローンは、急な出費の資金の調達ができるだけではなく、空き家を増改築することで防犯対策にもなりますし、相続に必要な税金を支払わなければいけないときに、すぐに現金化できるというメリットもあります。

空き家になっている不動産を所有している場合は、不動産担保ローンを利用して空き家の有効活用を考えてみましょう。

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