不動産担保ローン関連コラム

不動産担保ローンの仮審査と本審査の違いは?

不動産担保ローンなどローンの利用を考えている人が一番気になるのは、審査が通るかという点ではないでしょうか。不動産担保ローンの審査には、仮審査と本審査の2種類があります。仮審査と本審査にはどのような違いがあるのか、また審査ではどこを見られているのかについて解説します。

不動産担保ローンの仮審査と本審査の違いとは

不動産担保ローンは、インターネット経由で仮申し込みをすることができます。最近では、直接店舗で仮申し込みをするのではなく、インターネットで仮申し込みをする人がほとんどといっても過言ではありません。インターネットに入力した情報を元に仮審査が行われ、その後本審査があります。本審査が通ると融資を受けることができます。不動産担保ローンの仮審査と本審査にはどのような違いがあり、それぞれどんな点をチェックされているのでしょうか。

不動産担保ローンの仮審査では何を見られている?

不動産担保ローンにインターネットから仮申し込みをした場合、まず仮審査では申し込みフォームに入力された内容を確認します。

  • 不動産の所在地
  • 不動産の種類
  • 土地の面積
  • 借入希望額

などをチェックします。その後、電話で申し込みフォームに記載されていない内容を確認します。

  • 抵当権の状況と金額
  • 資金の使用用途
  • 現在の借入状況

などが電話で確認されます。仮審査では、借り入れを希望している人に返済能力があるかが主な審査基準になります。

申し込みフォームに入力された内容とヒアリングで確認した情報を元に、ローン会社で担保になる不動産が実際に存在しているのか、周辺の不動産価格の調査、不動産の資産価格に対して融資希望額が融資可能範囲内であるかなどを確認し、仮審査の結果が決まります。

不動産担保ローンを利用する場合は、借入希望額が融資可能範囲内であるか、抵当権はついていないかといった不動産に関する情報の他に、他社からの借入状況、借入金の使用目的などが審査の判定材料になります。

不動産担保ローンの本審査では何を見られている?

仮審査が終わると、実際にローン会社の担当者との面談があり、本審査に必要な書類を提出します。

  • 本人確認のための書類(パスポートや運転免許証など)
  • 不動産確認のための書類(不動産登記簿謄本、建物図面、固定資産税評価証明書、建築確認通知書など)
  • 納税確認のための書類(納税証明書・固定資産税納付書など)
  • 不動産債務残高証明に関する書類(残高証明書・返済予定表など)

これらの書類を元に、さらに本審査が行われます。カードローンなどとは違い、提出された書類に大きな問題がなければ、不動産担保ローンの場合は仮審査が通ると本審査も通りやすいといわれています。

仮審査に通っても本審査で落ちてしまうこともある?

カードローンなどの仮審査とは違い、不動産担保ローンの場合は、仮審査の基準と本審査の基準が大きく変わることがなく、借入を希望する人の収入や勤続年数などよりも不動産評価額が審査に影響を与えるといわれているため、仮審査が通れば本審査もほぼ通るといわれています。

しかし、返済能力に不安な点がある場合は、担保掛目といって実際の評価額よりも融資額を低く設定するための掛け率が低く設定されることがあります。たとえば、評価額が2,000万円の物件に対して、税金の未納や返済が滞った履歴がない人の場合は、担保掛目が8割、7割と高い数字で設定されるので、より評価額に近い融資を受けることができます。反対に返済能力に不安がある場合は、担保掛目が6割、5割と低くなり、評価額よりもかなり低い金額しか融資が受けられないこともあります。

ただし、仮審査の段階では特に問題がなくても、本審査で法令上の制限に引っかかっているなど融資が難しくなる内容が判明したり、税金の未納が判明したりした場合は、本審査で落ちてしまう可能性があります。特に銀行系の不動産担保ローンは、ノンバンク系の不動産担保ローンに比べて審査が厳しい傾向にあります。銀行系の不動産担保ローンの審査に落ちてしまった場合でも、ノンバンク系の不動産担保ローンであれば審査が通ることもありますので、融資先を変えて申し込みをしてみることをおすすめします。

最後に

カードローンの仮審査と本審査に比べると、不動産担保ローンの場合は仮審査と本審査はほぼ同じ視点で評価しているため、仮審査が通ると本審査も通りやすいといわれています。ですが、仮審査が通れば100%本審査も通過するわけではなく、仮審査のときには判明しなかった内容が本審査の段階で判明した場合は、本審査に通過しない可能性もあります。一般的に銀行系の不動産担保ローンは、ノンバンク系の不動産担保ローンに比べて審査が厳しいと言われています。銀行系の不動産担保ローンの審査に落ちてしまった場合は、ノンバンク系の不動産担保ローンの申し込みをしてみることをおすすめします。

不動産担保ローンについて、より詳細にご覧になりたい場合は、こちらをご参照ください。

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