不動産担保ローンや融資で重要な身分証明書などの本人確認資料

2019.5.24
不動産担保ローン関連情報

ローン会社や銀行などの金融機関で不動産担保ローンなどの融資を受けようとする場合、様々な書類の提出が必須で求められますが、重要な書類の一つに身分証明書などの本人確認資料が挙げられます。一般的には自動車運転免許証を提示される場合が多いかと思いますが、自動車運転免許証を保有していない場合はどうしたらよいのでしょうか。また、近年ではマイナンバー制度も導入されましたが、マイナンバーは本人確認資料として使えるのでしょうか。今回は、ローンや融資で重要な身分証明書などの本人確認資料についての注意点について解説していきたいと思います。

ローンの申し込みや融資を受ける際の必要書類とは

不動産担保ローンをはじめとするローンや融資では様々な書類の提出が求められます。不動産担保ローンで求められる書類を例に、必要書類について解説していきます。

不動産登記簿謄本

既に所有している不動産を担保に設定して不動産担保ローンを申し込む場合には、不動産登記簿謄本や物件案内図などの法務局で管理されている書面の提出が求められます。

前年度の固定資産税納付証明書

既に所有している不動産を担保に設定して不動産担保ローンを申し込む場合には、前年度の固定資産税納付証明書の提出が求められます。固定資産税納付証明書は市区町村が管理をしています。

公図

こちらも既に所有している不動産を担保にして不動産担保ローンを申し込む場合に必要となる書類です。公図とは、法務局や市区町村の役場で管理されている土地に関しての図面のことを指します。

建物の図面

建物の図面についても、既に所有している不動産を担保に不動産担保ローンを申し込む際に必要な書類です。建物の図面は建物を新築するときや増築するときに法務局に提出する必要がある書類でもあります。

売買契約書や重要事項説明書等の契約書類

これから購入する不動産を担保に融資を受ける場合には、売買契約書や重要事項説明書などの契約時の書類が必要です。

固定資産評価証明書

固定資産評価証明書とは、所有する不動産の評価額を証明するための書類です。市区町村の役場で管理されています。

建築確認済証

建築確認済証とは、所有する不動産（建物）が建築基準法に準拠していることを証明する書類です。市区町村の役場で管理されています。

借入金返済予定表・借入金残高証明書

不動産担保ローン申し込み時に既に別の借入がある場合は、借入金返済予定表や借入金残高証明書の提出が求められます。

登記識別情報通知書

登記識別情報通知書とは不動産の登記を完了した後に法務局から届く通知のことを言います。不動産担保ローンの申し込む際に必要な書類です。

印鑑登録証明書と登録印

不動産担保ローンを申し込む際には、印鑑登録証明書とその登録印が必要となります。印鑑登録証明書は市区町村の役場で管理されています。

住民票

不動産担保ローンを申し込む際には住民票の提出が必要となります。提出する住民票には世帯全員の記載がされているものでなければいけません。住民票は市区町村の役場で管理されています。

本人確認書類（身分証明書）

不動産担保ローンを申し込む際は、身分証明書となる本人確認書類の提出が求められます。

以上、不動産担保ローンの申し込みを例に、提出が求められる必要書類について解説してきましたが、これだけ多くの書類が必要になることをお分かりいただけたかと思います。急な資金調達が必要になった際に必要書類をスムーズに揃えられるよう、こちらのリストを参考にしていただければと思います。

本人確認資料として使えるものは何か

ローン・融資を受けるためには身分証明書となる本人確認資料の提出が重要となります。自動車運転免許証を身分証明書として提出する方が多いようですが、自動車運転免許証以外ではどのような書類で身分証明、本人確認ができるのでしょうか。

本人確認書類として通用するものとして自動車運転免許証を保有していない場合は、次のような身分証明書を利用することができます。

・パスポート（旅券）
・健康保険被保険者証
・住民基本台帳カード（住基カード）
・マイナンバーカード

ただし、写真付きでない健康保険被保険者証などは、写真付きの身分証明書と2点あわせて本人確認資料として有効とされるケースもあります。

マイナンバーカードは本人確認資料として使えるのか

結論から申し上げますと、「マイナンバーカード」はローン・融資を申し込む場合の本人確認資料として通用する証明書です。ただし、ここでも注意が必要なのは「写真付き」のマイナンバーカードでなければならないことです。マイナンバーカードを発行する前に「通知カード」と呼ばれるカードが国から届いているかと思いますが、この通知カードは本人確認資料としての効力はないとされています。

まとめ

今回は、不動産担保ローンなどのローン・融資を申し込む際に必要となる書類について解説してきました。なかでも本人であることを証明するための身分証明書、本人確認資料は重要です。自動車運転免許証は持っていないという方も、マイナンバーカードなど写真付きの身分証明書や本人確認資料をあらかじめ準備しておくことで、ローンや融資の申し込みがスムーズになるでしょう。必要書類を含め、より詳細に不動産担保ローンについてご覧になられたい方は、以下の当社サイトをご参照ください。

https://kshc.jp/realestate-securedloan/