不動産担保ローン関連コラム

不動産担保ローンを低金利で借りるコツは?

お金が必要になったときは、銀行で融資を受ける、不動産担保ローンやカードローンを利用するなどの方法があります。しかし借り入れる金額が大きい場合や、返済が長期に渡る場合は金利が気になりますね。そこで今回は、不動産担保ローンを低金利で借りるコツについてご紹介します。

ローンの審査基準とは

必要なお金を銀行やローン会社から借りる場合、気になるのは審査が通るか、金利はどれくらいかかるのかといった点ではないでしょうか。お金を借りるためには、審査に通る必要があります。銀行やローン会社の審査基準を知っておくと、審査を通すための対策を事前に行うことができますし、金利のしくみを知っておくと、返済能力に合わせてお得な金利の金融商品を選ぶことができます。

信用力の高さ

銀行やローン会社がお金を貸す場合、貸したお金をきちんと返せる能力があるかという点が大きな基準になります。つまり、信用力が高いほうが、審査が通りやすくなるということです。個人であれば、収入が多い人や、過去に返済が滞ったことがない人は信用度が高くなります。反対に収入の少ない人や、過去に返済が滞った経験が何度もある人は、信用度が低くなり審査が通らない可能性があります。

法人の場合は、業績の良さが審査に影響を与えます。また、新しくできたばかりの会社より開業から年数が経っていて、安定した業績を上げている会社ほど信用度は高くなります。

収入におけるローンの返済負担率が低いと審査が通りやすい

収入におけるローンの返済負担率とは、ローンの返済金額が収入に対してどれくらいの割合を占めているのか計算したものです。たとえば、年収が500万円でローンの返済額が年間100万円だった場合、返済負担率は20%になります。返済負担率が高くなればなるほど、返済が滞ってしまう可能性が高く、融資したお金が回収できなくなってしまうリスクが高くなります。そのため、年収に対してローンの返済負担率が高い場合は、審査が通りにくく、金利も高くなります。

担保の有無と価値

カードローンなどを利用してお金を借りる場合、ほとんどのローン会社が無担保でお金を借り入れることができます。そのかわりに、融資限度額は低く設定されています。不動産担保ローンを利用してお金を借り入れる場合は、所有している家や土地を担保にお金を借りますので、融資限度額は、数億円単位で設定されているローン会社が多いです。

不動産担保ローンを利用する場合、融資可能額は担保にする不動産の評価額によって変わります。しかし、不動産の評価額=融資可能額ではありません。不動産の価格は、金融情勢や災害などにより価格が変動する可能性があるためです。そのため、ローン会社では担保掛目(たんぽかけめ)が設定されています。担保掛目とは、担保に対して時価よりも低く評価する割合のことをいいます。

実際の評価額に対して、一定の掛目の割合を掛けることで万が一貸し付けたお金の回収が難しくなった場合に、担保物件を売却しても回収ができなくなってしまうリスクを回避しているのです。たとえば、2,000万円の評価額の不動産に対して掛目が7割で設定しているローン会社の場合の融資限度額は、2,000万円×0.7=1,400万円、掛目が8割の場合は、1,600万円が限度額になります。この融資限度額に近い金額の借入を希望するほど審査が厳しくなり、逆に融資限度額よりも低い金額を希望するほうが、審査が通りやすく、金利も抑えることができます。

資金使途制限の有無によって金利は異なる?

お金を借り入れる場合、借入金の使い道が限定されているものとないものがあります。一般的にお金の使い道が限定されているものは、金利が低く設定されていて、使い道が限定されていないものは金利が高めに設定されています。

たとえば、住宅の購入資金を借りる場合は、フリーローンと呼ばれているローンを利用するよりも、住宅ローンを利用するほうが金利を抑えることができます。しかし、住宅ローンの場合は使用用途が住宅購入資金に限られるので、事業資金などに利用することはできません。

事業資金などの金額が大きい融資を希望する場合は、担保が必要な不動産担保ローンを利用すると無担保ローンに比べ、低金利での借り入れが可能になります。

不動産担保ローンを低金利で利用する方法

それでは、不動産担保ローンをできるだけ低金利で利用するための具体的な方法をご紹介します。

不動産担保ローンを低金利で利用するコツは、金融機関やローン会社のリスクが低い条件で借り入れをすることです。今までご紹介したように、金融機関やローン会社には以下のようなリスクを回避するための条件があります。

  • 信用力の高さ
  • ローンの返済負担率
  • 担保の有無
  • 融資限度額に対しての希望借入額の割合

これらの条件に対して、リスクが下がると安い金利での借り入れが可能になります。

金利にはなぜ幅が設けられているのか

不動産担保ローンの金利は、年利7~15%のように幅が設けられています。なぜこのように幅が設定されているのかといいますと、顧客の延滞のリスクを考慮しているためです。安全だと判断できる人には低金利で、延滞のリスクが高いと判断した人には、高い金利で貸付を行っているのです。つまり延滞によるリスクを下げれば、低金利で不動産担保ローンを利用できる可能性が高くなるということです。

「収入や利益が多い」「ローンの返済負担率が低い」「担保がある」「融資限度額に対して借入希望額が少ない」人は、一番低い金利設定で不動産担保ローンを利用できる可能性があります。できるだけ金利を抑えて効率の良い融資を受けるために、本当に必要な金額をしっかりと算定して融資を受けることをおすすめします。

最後に

不動産担保ローンを低金利で利用するためには、貸し付ける側のリスクにならない条件で融資を受けることがポイントになります。「ローンの返済負担率が低い」、「融資限度額に対して借入希望額が少ない」といった条件の人が借入を行うと、審査も通りやすくなりますし、金利も抑えることができます。

不動産担保ローンは、不動産を担保にすることで比較的審査に通りやすく、また低金利で融資を受けることも可能です。不動産担保ローンについて、より詳細にご覧になりたい場合は、こちらをご参照ください。

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