事業資金融資を受けるには事業計画書の提出が必要

2019.7.2
事業資金について

個人事業主の方や法人の代表者が事業資金を調達しようとする場合、日本政策金融公庫からの事業融資や銀行など金融機関融資など、用途や条件によって様々な調達方法があります。もちろんノンバンクのローン専門会社でも、事業資金融資のための融資サービスを数多く扱っていますが、個人事業主の方や法人の代表者が事業資金を調達しようとする場合、どの資金調達方法を選択したとしても「事業計画書」の提出は必要不可欠です。今回は、事業資金融資を受けるために必要な事業計画書について解説していきます。

事業資金融資を受けるために必要な事業計画書とは

個人事業主の方や法人の代表者が事業の設備投資や運転資金として資金を調達しようとする場合、事業資金融資という資金調達方法があります。日本政策金融公庫や銀行など金融機関から事業資金融資を受ける場合は事業計画書の提出が必要です。事業計画書とは、融資を受けるにあたり、これからどのように事業を進めていくのか、事業の計画をどう実現して、どう成長させていくのかなど、事業の方向性をまとめた資料のことをいいます。不動産担保ローンを活用した事業資金融資においても事業計画書の提出が必要となる場合があります。

不動産担保ローンで事業資金融資を受けるために必要な事業計画とは

事業資金融資を受けるためには、事業計画書を提出する必要がありますが、日本政策金融公庫や金融機関から事業資金融資を受ける場合と、不動産を担保提供して事業資金融資を受ける場合とでは、必要となる事業計画書の精度が異なります。

事業計画書の作り方は、基本的には同じです。インターネットで「事業計画書ひな形」などと検索すると、簡易的な事業計画書の記入例とともに、事業計画書の書き方が説明されています。まずはひな形、記入例を参考にしながら、自分で事業計画を立ててみることから始まります。

日本政策金融公庫や金融機関に事業資金融資を申し込む場合、作成した事業計画書を提出すると、細かいチェックが入り、不明瞭なところなどがあれば指摘を受け、何度かやり取りをしながら事業計画書を修正したり、作り直したりすることになります。結果的に事業計画書を作るのに数ヶ月間かかってしまったというケースも少なくありません。事業計画書に記載している事業の実現可能性、場合によっては売り上げの見込みとなる顧客の裏付けを求められる場合まであります。

一方、不動産を担保にして事業資金融資を受ける不動産担保ローンでは、事業計画書よりも、担保に設定する不動産の価値が審査の最重要項目となり、事業計画書の内容や事業計画の実現可能性については、それほど詳細まで求められない場合が多いのです。

事業計画書の書き方・必要な項目とは

事業資金融資を受けるときに必要な事業計画書とは、これからどのように事業を進めていくのか、どのような商品・サービスを提供するのか、事業の計画をどうやって実現して、どのくらいの売り上げ・利益を目指し、そこからどう成長させていくのかなどを文書にまとめ、第三者に説明するための資料のことをいいます。

売り上げなどの数値やビジネスモデルの説明については、グラフやイメージ図などを使うこともありますが、基本的には文章で作成することとなります。事業計画書の書き方として、最低限必要となる項目は、次のとおりです。

・事業創業者の紹介
・事業に対する熱意や将来的なビジョン
・事業内容の簡潔な説明
・事業の特徴や競合他者との比較
・販売手段
・生産手段や仕入れ方法
・1年間の売上と原価を予測した損益計算

融資の審査を行う側は、これまで全く経験のない事業でなんとなく始めてみようと考えている創業者よりも、知識や過去の経験を活かして、さらによい商品・サービスを提供するために自分でやりたいと強く想っている創業者の方が、事業を成功させる可能性が高く、つまりは融資した資金を計画的に返済できる見込みがあると判断するのです。

不動産担保ローンでも事業計画書が必要なケースがある

不動産担保ローンでは、所有する不動産を担保に提供し、その不動産評価額に対して融資実行の可否が審査されます。それゆえ、不動産に関する資料だけ提出すればよいのかと思われがちですが、不動産担保ローンであっても、資金の使途が事業の運転資金や設備投資、つなぎ資金である場合は、事業計画書の提出が必要となることが多いです。

最後に

今回は、業資金融資に必要な事業計画書について、事業計画書とは何か、記入が求められる項目などについて解説してきました。運転資金や設備投資などの事業資金融資として不動産担保ローンを活用しようとお考えの場合にも、事業計画書の提出が求められる場合があります。事業資金融資としても活用できる不動産担保ローンについてより詳細にご覧になりたい方は、以下の当社サイトをご参照ください。

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