リフォームローンとは、リフォームに必要な資金をローンによって調達することをいいます。ローンには、融資されたお金の使い道が限定されているものと使い道が限定されていないものがあります。融資されたお金の使い道が限定されていない場合は、借り入れたお金は自由に選ぶことができますが、その分金利が高めに設定されています。反対にリフォームローンのように使い道が限定されている場合は、金利が低く設定されているため利息を抑えてローンを組むことが可能です。現在使用していない不動産がある場合や、現在住んでいる家をリフォームすることで、開業資金を調達する方法についてご紹介します。
リフォームローンを利用して不動産業を開業する方法
定年退職などで現在仕事をしていない人は、万が一大きな出費があってお金の借入をしたいと思っても新規でカードなどの契約をすることは難しくなります。また、仕事をしていたときはカードローンなどの支払いが無理なく行えていた人も、会社を退職したことで返済が難しくなってしまう人もいます。不動産や土地を所有している人は、所有している不動産や土地を有効利用できる方法を覚えておきたいですね。
返済が困難になってしまった人や、将来のために不動産や土地の有効利用を考えている人におすすめなのは、家をリフォームして賃貸物件にする方法です。賃貸物件にリフォームするメリットには、「使っていない家を有効利用することができる」「部屋を貸すことで利益を得ることができる」「無職の人でも賃貸業を行うことで不動産担保ローンを利用しやすくなる」などがあります。
現在誰も使っていない家を所有している、もう少し手狭で暮らしやすい家に住みたいと思っている、カードローンなどの返済に困っている、所有している不動産を利用して事業の開業資金を調達したいと考えている人は、不動産賃貸業を開業することを検討してみましょう。
家を賃貸物件にリフォームする
現在は住居として使用していなかったとしても、今まで自分の住んでいた家をそのままの状態で賃貸業を開業することは難しいですね。そんなときに利用したいのがリフォームローンです。
リフォームローンとは、家の増改築や修繕などの費用のために利用することができるものです。借入可能額は500万円程度と低めですが、その分審査が通りやすいといわれています。家をリフォームして賃貸業を開業することで賃貸料の収益が見込めると判定され、安定した収入が確保できると評価されるため、仮に無職の人であっても不動産担保ローンなどを利用する際に審査が通る可能性が高くなります。
賃貸業で安定した収入を得ることができれば、不動産担保ローンを利用したとしても返済に必要なお金も賃貸料で確保できるので、安心してお金を借りられるのもメリットいえるのではないでしょうか。
不動産担保ローンを利用できれば事業の開業資金の調達も可能に！
現在は年金の支給年齢が65歳以降になりましたが、60歳定年制を採用している会社も数多くあります。年金の支給年齢は年々引き上げられる傾向にあるため、今後はさらに年齢が引き上げられる可能性もあります。定年退職後も収入を得るために自分で事業をしたいと思っても、事業資金を用意するのが難しいと考えている人も多いのではないでしょうか。
大手企業や実際に実績を積んでいる会社であれば、比較的融資の審査も通りやすいのですが、個人で事業資金を融資してもらうことは簡単なことではありません。しかし、不動産を所有しているのであれば不動産賃貸業を開業することで不動産担保ローンを利用しやすくなり、銀行で融資を断られてしまった人も新規事業資金の調達を可能にすることができます。
不動産を所有しているだけでは現金に換えることはできません。しかし比較的審査の通りやすいリフォームローンを利用して不動産賃貸業を開業することで、新規事業の開業をすることも可能になれば賃貸料だけではなく新規事業で新たな収入を生むことが可能になるのです。
最後に
リフォームローンは、比較的審査が通りやすいのですが、家の増改築に使い道が限定されていること、融資額が少ないといったことがあるので、リフォームローンを利用する価値がよくわからないという人も多かったのではないでしょうか。しかし、今回ご紹介のようにリフォームローンを利用して賃貸業を経営することで、現在無職の人でもリフォームした家を元に不動産担保ローンの審査を通りやすくすることができます。賃貸業を経営できるようになれば、不動産担保ローンが利用しやすくなるというメリットを利用できるだけではなく、賃貸料で安定して返済をしていくことも可能ですし、不動産担保ローンで借り入れたお金で新規事業を開業することも可能になります。不動産は所有しているだけでは現金に換えることができませんが、有効活用することで何倍もの利益を生むこともできます。不動産を所有している人は、不動産の有効活用を検討してみましょう。
リフォームローンと事業資金調達の関係について、より詳細にご覧になりたい場合は、こちらをご参照ください。
