不動産担保ローン関連コラム

未上場企業の新しい資金調達方法?ベンチャーキャピタルとは

ベンチャーキャピタルと言う言葉を聞いたことがありますか。ベンチャーキャピタルとは、簡単に説明すると未上場の企業に対してハイリターンを狙って投資をする会社のことをいいます。会社を始めたばかりの会社にとっては、新しい資金調達方法といえますが、メリットだけではなくデメリットもあります。そこで今回は、ベンチャーキャピタルとは何か、ベンチャーキャピタルのしくみやメリット・デメリットについて解説します。

ベンチャーキャピタルとは?

ベンチャーキャピタルとは、記事の冒頭でご紹介したように未上場の企業に対して投資する会社のことをいいます。投資をした企業が成長または上場後に、株式や事業を売却することで売買差益(キャピタルゲイン)を得ることを目的としています。売買差益が大きければ大きいほど投資側のメリットが大きくなりますが、反対に企業が成長しなかった場合は投資が失敗となり、投資した分の回収が不可能になってしまいます。そのため、ベンチャーキャピタルは資金を投資するだけではなく、投資した会社の成長支援も行っています。

ベンチャーキャピタル会社はどこから利益を得るのか

ベンチャーキャピタルの取引先は、2か所あります。1つは投資先の企業です。企業が成長し、売買差益を得ることで利益を得ています。もうひとつは、投資家です。ベンチャーキャピタルは、自己資金を利用するケースと投資家を募り、集まった資金を投資するケースがあります。投資家から年間2%の資金運用手数料を受け取って利益を得ます。投資期間は10年間以上と長いので、利益が多く出ればその分出資する側のメリットも大きくなるしくみになっています。

融資と出資の違いとは

会社の資金調達方法は、出資ではなく融資を受けることが一般的です。融資と出資は何が違うのでしょうか。銀行や投資会社から資金提供を受けるという点は共通していますが、大きく異なる点は提供された資金の返済義務の有無です。融資の場合は、借りたお金は返済する義務がありますが、出資の場合は会社が大きくなって利益が出ることを期待して会社に資金提供をしているので、提供された資金を返済する義務がありません。そのため、出資の場合は売買差益が出なければ出資者は損をすることになります。このような状況にならないために、ベンチャーキャピタルは投資した会社の成長支援を行うわけです。成長支援の方法は、自社の社員を投資先にメンバーとして参加させるケースや、外部のコンサルティング会社を利用するケースがあります。

ベンチャーキャピタルのメリット・デメリット

返済義務のないベンチャーキャピタルからの出資は、創業間もないスタートアップ企業にとって大きなメリットといえますが、ベンチャーキャピタルからの資金調達はメリットだけではなくデメリットもあります。

ベンチャーキャピタルから資金調達するメリット

銀行などから資金調達をする場合、創業から年数が経過していない会社は、ほとんど実績がないため融資の審査が通りにくい状態にあります。そのため、ベンチャーキャピタルから返済義務のない出資は大きなメリットといえます。また、ベンチャーキャピタルの社員やコンサルティング会社の成長支援も会社を受けられるため、急激に成長させるためにはメリットになる人が多いでしょう。

ベンチャーキャピタルから資金調達するデメリット

成長支援は場合によってはメリットになる反面、ベンチャーキャピタルから想像以上の干渉を受けてしまうことがあります。自分が理想としていた経営から離れてしまうと、ストレスを感じてしまう可能性があります。ベンチャーキャピタルの目的は、投資以上の収益をあげることです。そのため、成長が期待できない、投資した金額の回収が望めないと判断されてしまうと、資本回収のために株式の買い取りを迫られることもあります。

ベンチャーキャピタルから出資を受けやすい会社とは?

ベンチャーキャピタルから資金調達をしたいと望んだとしても、すべての会社が出資してもらえるわけではありません。ベンチャーキャピタルが出資したいと思う会社にはどんな特徴があるのでしょうか。

ベンチャーキャピタルは、ハイリスク、ハイリターンの出資を行います。つまり、利益は確実に出すことができるが市場規模の小さい会社よりも、安定性はなくても急激な成長が期待できる会社に出資するということです。ベンチャーキャピタルから資金調達をするためには、安定性ではなくこれから広げられる市場の規模や急激な成長が望める根拠をアピールすることが大切です。

出資を受けられない場合は不動産担保ローンの利用を検討する

前の項目でご紹介したように、ベンチャーキャピタルからの資金調達を望んだとしてもすべての会社が出資してもらえるわけではありません。むしろ、複数のベンチャーキャピタルに連絡をしてもほとんど断られてしまう確率の方が高いのです。そして、ベンチャーキャピタルによる資金調達は、メリットもありますが、デメリットもあります。

ベンチャーキャピタルからの資金調達が難しい場合は、不動産担保ローンの利用を検討してみましょう。ベンチャーキャピタルは、ハイリターンを望んで出資しますので、ハイリターンが望めない会社の場合は出資を受けるのは難しいといえます。しかし、不動産担保ローンの場合は、担保となる不動産の価値が高ければ審査が通る可能性が高くなります。不動産を担保に融資を受ける場合は、銀行などの不動産担保ローンではなく不動産担保ローンを専門に扱う会社に相談することがおすすめです。

最後に

ベンチャーキャピタルは、スタートアップ企業の資金調達方法として返済義務のないお金を得ることができるため、大きなメリットがあります。しかし、会社の経営に対して干渉を受けたり、成長が見込めないと判断されたりしてしまうと、株式の買い取りを迫られる可能性があるというデメリットもあります。

ベンチャーキャピタルは、企業を応援するためだけに出資しているわけではなく、あくまでも自社が売買差益を得るために出資するということを忘れてはいけないということです。また、ベンチャーキャピタルはハイリスクハイリターンの出資のため、ハイリターンが望めない会社の場合は出資を断られる可能性が高くなります。ベンチャーキャピタルからの資金調達が難しい場合は、不動産担保ローンを専門に扱う会社に融資の相談をしてみることをおすすめします。

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