不動産担保ローン関連コラム

自営業はローンが通りにくい?自営業の人が利用しやすいローンとは

自営業の人は、会社員の人と比較した場合、ローンの審査に通りにくいと言われています。しかし、住居の購入の際は住宅ローンが利用できなければ家を購入することが困難になってしまいますし、それ以外のローンであれば融資が受けられなければ会社の経営継続が困難になってしまうことになります。そこで今回は、自営業者がローンの審査に通るために注意する点や、自営業の人が利用しやすいローンについてご紹介します。

自営業がローン審査に通りにくいと言われる理由

自営業の人は、なぜローンの審査に通りにくいと言われているのでしょうか。理由はいくつか考えられます。

自営業者のローンが通りにくい主な理由は、会社員であれば安定して継続的に収入があると判断されやすいですが、自営業者は継続的に安定した収入が得られる保証がないと判断されてしまうことがあるためです。安定した収入がある自営業の方であったとしても、自営業というだけでマイナス査定になってしまうこともあります。
しかし、自営業の人はローンを利用することが不可能というわけではありません。そこで、自営業の人がローンの審査に通過するためのポイントをご紹介します。

自営業の人がローンの審査前にチェックすべきこと

自営業というだけでローンの審査では不利になってしまうケースが多いです。しかし、すべての自営業者がローンを利用できないということではありません。そこで、自営業の人がローンの審査に通過するためにチェックしておきたいポイントをご紹介します。

個人信用情報に問題がないか確認する

個人信用情報とは、税金、支払いなどの延滞や遅延、任意整理などの債務整理をしていないかといったことです。このようなことがあると、信用情報機関に金融事故の情報が掲載されてしまい、返済能力が低い、または返済ができない可能性が高いと判断されてしまうため、審査に通らない可能性が高くなります。

完済時の年齢を考慮する

ローンを申し込む場合、申込時の年齢だけではなく完済時の年齢も考慮するようにしましょう。たとえば、30歳の人が30年のローンを組んだ場合、完済時の年齢は60歳ですが、40歳の人が30年のローンを組んだ場合、完済時の年齢は70歳になります。完済時の年齢が高くなると、返済の途中で返済が不可能になってしまうリスクが高いと判断されてしまうため、審査に通りにくくなります。

消費者金融などから借入がないか

消費者金融からの借入金が多い場合も審査に落ちてしまう可能性が高くなります。また、消費者金融に限らず、借入金の合計金額が多い場合も通りにくくなります。

健康状態に問題はないか

現在の健康状態が良くない場合も、審査に落ちてしまう可能性が高くなります。なぜならほとんどの金融機関の場合、団体信用生命保険に加入することを条件としているところが多いためです。団体信用生命保険は、健康上のリスクが高い状態であると判断されてしまうと加入することができないため、健康上の問題があるとローンの審査に通過するのはかなり困難だといえます。

担保価値が低くないか

住宅ローンの場合、返済が滞ってしまった場合に備えて抵当権を設定します。抵当権とは、債務者(お金を借りた人)が返済不可能になった場合に、債権者(お金を貸している人)が土地や建物などを担保にできる権利のことです。ローンの返済が不可能になってしまった場合、債権者は担保となっている土地や建物を競売などにかけ、債務者に貸していたお金を回収することができます。しかし、担保になる物件の価値が低い場合、貸したお金の回収が難しくなるというリスクがあるため、ローンの審査に通りにくくなります。

年収に問題はないか

ローンの審査基準は金融機関やローン会社によって異なりますが、年収の額が一定の基準を満たしていない場合は返済が滞るリスクが高くなるため、審査に通りにくくなります。特に自営業のの場合、会社員に比べて収入が安定していないと判断されてしまうため、会社員の人の一般的な年収よりも高い年収だったとしても審査に通過できないこともあります。

住宅ローンなら自営業が利用しやすいフラット35がおすすめ

自営業の人が住宅ローンを利用するのであれば、フラット35がおすすめです。銀行から融資を受ける場合は直近3期分の所得が黒字である必要がありますが、フラット35の場合は前年度の所得で審査をしてもらうことができます。通常の審査対象の期間では赤字になった年があったとしても、フラット35であれば前年度が黒字であれば審査に通る可能性があるということです。審査対象が前年度の所得なので、住宅の購入のタイミングを業績の良いときに合わせるといったことも可能になります。

住宅資金以外のローンで自営業の人におすすめなのは不動産担保ローン

自営業の人が住宅資金以外のローンを利用したい場合におすすめなのは、不動産担保ローンを利用する方法です。自営業の人の場合、会社員の人と比較して安定した収入があるという面で不安視されてしまうため、ローンの審査が通りにくいという現実があります。ですが、不動産担保ローンの場合は担保となる土地や建物に十分な担保価値が認められれば、他のローンと比較して審査が通りやすいというメリットがあります。家を担保にする場合は、住宅ローンの返済中でも担保にすることが可能です。ただし、その場合は建物の担保価値と残債から可能融資額が判断されます。

最後に

自営業の人がローンの審査に通りにくいというのは、残念ながら事実です。ですが、自営業だとローンを利用できないかというと、そうではありません。住宅ローンであれば、フラット35が自営業の人でも利用しやすい商品になっていますし、住宅ローン以外であれば不動産担保ローンであれば比較的審査が通りやすい商品です。自営業だからローンの審査は通らないと諦めてしまうのではなく、まずは住宅ローンや不動産担保ローンを豊富に扱っている会社に相談してみましょう。

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