不動産担保ローン関連コラム

借入の一本化はお得?おまとめローンのメリット・デメリット

借入を一本化したほうが得になる、おまとめローンを利用して一本化すると得になるという話を聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか。今回は、本当に借入は一本化したほうが得なのか?、おまとめローンを利用するメリットやデメリットについてご紹介します。

借入を一本化するメリットとは?

複数の会社のローンを利用している人の場合、借入を一本化する最大のメリットは返済日を一本化できることです。複数の会社のローンを利用している人の場合、借入をしている会社によって返済日が異なることがあります。2社程度であれば管理はそれほど大変ではありませんが、それ以上の会社から借り入れをしている場合は、返済の管理が大変になってしまうことがあります。しかし、おまとめローンを利用すれば新たにローンを組んだ1社のみに返済していくことになりますので、返済日を一本化することができ、返済の管理がしやすくなります。

もうひとつのメリットは、おまとめローンは複数のローンをまとめることを前提にした金融商品なので、金利が安くなっている可能性があることです。しかし、おまとめローンを利用して借入を一本化すれば必ずしも返済が楽になるとは限りません。そこで、おまとめローンのデメリットをご紹介します。

借入の一本化をするデメリットとは?

おまとめローンを利用して借入を一本化すると、返済管理が楽になるというメリットがありますがデメリットもあります。

1.現在借り入れをしているローン会社に対して自分で返済することができない
2.借り直し、追加融資を受けることができない
3.利息制限法による引き直し計算がない
4.契約内容によっては今の返済状況よりも返済額が増加してしまう可能性がある

これらの内容について詳しく解説していきます。

1.現在借り入れをしているローン会社に対して自分で返済することができない

おまとめローンはあくまでも現在複数の会社から借り入れをしているお金を返済するために利用するための商品です。借りたお金の使い道は現在借り入れをしているローン会社への返済に限られるので、おまとめローンを利用しても実際に自分の口座にお金が振り込まれるわけではありません。返済はおまとめローンの会社が行いますので、今まで複数の会社に対して返済を行っていた状態から、おまとめローンを契約した会社のみに返済を行う状態になるだけということを理解しておきましょう。

2.借り直し、追加融資を受けることができない

おまとめローンはご紹介のように、現在複数のローン会社から借り入れをしている状態を一本化するための商品です。つまり、おまとめローンは今まで借りたローン会社への返済にのみに使用されるものなので、他のローン商品のように借り直しや追加融資を受けることができません。もし、追加融資が必要な状況になった場合は、新規で別のローン商品の契約が必要になります。ただし、すでに借り入れがある状態なので、新規のローンの契約ができない場合もあります。

また、一度おまとめローンを利用してしまうと、借り直しができないことが多いので注意しましょう。

3.利息制限法により引き直し計算がない

おまとめローンは、ローン会社などから融資を受け、現在残っている借入金をまとめて返済するための商品です。ローン会社の金利は、いわゆるグレーゾーンと呼ばれる金利が適用されていた期間があります。ローン会社からお金を借りる場合、金利は貸主が決めているので借主が不利になります。そのため貸主の暴利から消費者を保護するために、利息や遅延損害金の利率を一定限度に制限するために作られた法律が利息制限法です。利息の引き直しとは、利息制限法の限度を超えた利息が適用されていた期間に対して、利息制限法以内の利息に計算しなおすことです。過払い金請求という言葉を聞いたことがある人も多いと思いますが、これは引き直し計算によって払い過ぎていた利息分を返還請求することをいいます。つまり、引き直し計算によって返済額が少なくなる可能性があるということです。おまとめローンを利用してしまうと、引き直し計算がないため払い過ぎた利息分を取り戻すことができなくなってしまいます。

4. 契約内容によっては今の返済状況よりも返済額が増加してしまう可能性がある

おまとめローンは、返済を目的とした商品などで金利が安い商品があるというご紹介をしましたが、利用するローン会社によっては金利が高い商品がある場合があります。契約内容によっては、今の返済状況よりも返済額が増加してしまうことがありますので、契約内容を確認した上で利用することが必要です。

借入の一本化をしたい場合は不動産担保ローンで

おまとめローンで借入を一本化する場合、支払いの管理が楽になるというメリットもありますが、ご紹介したようなデメリットもあります。借入を一本化したい場合は、おまとめローンではなく不動産担保ローンを利用する方法があります。

おまとめローンの場合、利息の引き直しがない、借り直しができないといったデメリットがあります。また、おまとめローンを利用しても現在の借入はなくならず、手元に現金も入りません。しかし、不動産担保ローンを利用すれば、利息の引き直しを利用することができますので借入金額が減らせる可能性もありますし、借入を一本化することもできます。利息の引き直しは自分で行うこともできますが、弁護士や引き直しを行っている会社に代行してもらうこともできるので引き直しをしたい場合は知識を持っている弁護士や代行会社を利用することがおすすめです。また、不動産担保ローンを利用して借入の一本化をする場合は、手元に現金が入りますので、おまとめ以外に必要なお金がある場合も安心して利用することができます。

最後に

借入の一本化を行う場合、おまとめローンを利用することもできますが、おまとめローンの内容をきちんと理解した上で利用しなければ損をしてしまうこともあります。不動産担保ローンを利用して借入の一本化をすると、利息の引き直しをすることも可能ですし、借入の返済以外にも利用することもできます。ただし、不動産担保ローンの場合もメリットだけではなくデメリットもありますので内容を確認して利用することが大切です。

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