カードローンなど他ローンサービス（他社不動産担保ローンも含みます）を利用しているが、もっと低金利の不動産担保ローンに借り換えたい、という利用者様は少なくありません。銀行系、ノンバンク系、不動産担保ローン専門の金融機関などの多くが不動産担保ローンのサービスを提供しています。各企業間における不動産担保ローンの比較はインターネット上で検索すると多く出てきますが、不動産担保ローンに借り換えること自体のメリットとは一体どんなものがあるのでしょうか。今回は借り換え目的の不動産担保ローン利用についてメリットや注意点をご紹介していきます。
不動産担保ローンで借り換えのメリット
有担保ローンは金利が抑えられる場合が多い
他ローンサービスからの不動産担保ローンなど、いわゆる有担保ローンに借り換えをすると以前利用していたローンよりも低金利にてローンサービスを利用することが可能です。（カードローンやキャッシングなどよりも有担保ローンは低金利）また、高金利の不動産担保ローンを利用している場合は、さらに低金利の不動産担保ローンへの借り換えをすることで、月々の返済額を抑えることができ、不動産担保ローンへの借り換えのメリットは、金利を抑えたい利用者様にとって、かなり大きなメリットになります。
借入できる金額が大きい
特にカードローンなどの無担保のローンでは、借入可能な金額は、かなり少なく、数百万ほどということがほとんどです。対して不動産担保ローンでは、有担保ということもあり、借入できる金額に一千万単位、億単位とかなり幅があり、まとまった資金需要にも対応が可能です。
長期的に返済負担を減らすことが可能
ローンを組むにあたって気がかりとなるのは、毎月の返済負担。出来るだけ返済負担は抑えたいのが本音ですよね。特にカードローンなどの無担保ローンは借入可能期間が短く、返済期間も最大５年～１０年に設定されている場合が多く、毎月の返済額も大きくなります。一方、不動産担保ローンの借入可能筋は最大２０年～３５年に設定されている場合が多く、借り換え前のローンと同じ金利の不動産担保ローンに借り換えても、毎月の返済額を抑えることが出来るのです。
住宅ローンなどとは異なり融資金が様々なものに適用できる(一部例外あり)
住宅を購入する際に利用する住宅ローンなどは、住宅購入費用にのみ適用されるローンですが、不動産担保ローンは、資金の用途に制限が無いことが多数で、まとまった資金が融資されるので、事業性資金などに利用できることが不動産担保ローンに借り換えることのメリットと言えるでしょう。ただし、一部の銀行系の不動産担保ローンサービスでは、事業性資金には利用できないものもあるので、利用の前に確認をしておきましょう。
注意点も多い借り換え目的の不動産担保ローン
審査に時間がかかります
融資を受けたいと思ったら、なるべく早くに融資を受けたいと思いますよね。不動産担保ローンで調べてみると「即日融資」などを売りとしたローンサービスを提供する企業もあります。その多くは、ノンバンク系のローンサービスで、比較的金利が高く設定されています。金利が低く設定されているのは特に銀行系の不動産担保ローンです。特に、不動産担保ローンには事前準備として多くの不動産や納税状況に関する書類が必要になり時間・費用がかかりますが、金利の安い銀行系のローン審査は厳しく、最短でも数日、最長で１週間ほど審査に時間を要する場合があります。
返済不能になった場合のリスク
不動産担保ローンももちろん、担保を必要とする有担保ローンの一種ですから、返済不能になった場合は、ローンサービスを提供する金融機関の手に所有していた不動産が渡り、融資額回収のために売却されてしまうことになります。借り換えのメリットは多いですが、有担保ローンを利用する際の大きなデメリットとして、このことは利用者様にも必ず留意して頂きたい注意点です。
「担保割れ」によるリスク
担保対象に設定した不動産価値が、担保ローン契約時の価値よりも下がってしまった場合に、その不動産価値が借入額よりも低い価値に落ちてしまうと、「担保割れ」という状態になります。「担保割れ」になると、不動産担保ローンのサービス提供をする金融機関側にとっては、損失となってしまうため、ローンサービス利用者は、「担保割れ」に相当する差額を埋めるために、返済をするか、追加担保を用意する必要が出てきます。不動産価格は変動しやすいといった側面もあり、一度所有不動産がローン審査に通り、希望するまとまった融資を受けられたとしても、不動産価値が下がってしまうことで、追加返済が課されるリスクもあるため、借入限度額には注意して、借入額を決めましょう。
不動産担保ローンについてさらに知りたい方はこちらのページをご覧ください
https://kshc.jp/realestate-securedloan/
