


外国為替市場で円安が歴史的な水準まで進んだことを受け、政府・日銀は2026年7月30日から8月1日にかけて、断続的に円買い・ドル売りの為替介入を実施しました。さらに8月3日には、日米両政府が7月31日に協調介入を行っていたことを共同で発表。実際の売買を伴う日米の協調介入は、過去の金融危機時などを除けば極めて異例の対応です。
円相場は一時1ドル=163円台後半と1986年以来、約40年ぶりの円安水準まで下落していましたが、介入を受けて一時157円台まで急伸しました。市場推計では、一連の介入規模は12兆〜13兆円と、過去最大だった2024年を上回るとみられています。
本記事では、今回の為替介入のポイントと、8月後半に控える注目の経済イベント、そして円安・物価高が長期化した場合に家計や中小企業が取るべき資金対策を解説します。
7月の円相場は、原油価格の高騰や貿易赤字の拡大懸念、拡張的な財政政策への警戒などを背景に円売りが加速し、7月23日には一時163円台後半と約40年ぶりの安値を更新しました。今年は4月末〜5月にも政府・日銀が約11兆7,000億円規模とされる円買い介入を行いましたが、円安基調を転換するには至っていませんでした。
為替介入の効果は、当局が実際に動いていない間も「再び介入が入るかもしれない」という警戒感が円売りを抑える点にあります。市場アナリストの間では、過去の単独介入の効果は1〜2か月程度だったものの、今回は日米が実売買を伴って協調したため効果が長引く可能性があるとの見方が出ています。一方で、日米の金利差や貿易構造といった円安の根本要因が解消されたわけではなく、介入だけで円安基調が転換するかは不透明です。
為替と金利の行方を左右するイベントが、8月後半以降に集中しています。
つまりこの秋は、「円安・物価高によるコスト増」と「金利上昇による借入負担増」が同時に進みうる局面です。イベントの結果を待ってから動くのではなく、どちらに転んでも耐えられる資金体制を先に整えておくことが重要になります。
円安は、輸入原材料・食材・燃料・仕入商品のコストを直接押し上げます。帝国データバンクの集計では、7月の「物価高倒産」は121件と単月で過去最多を更新しており、コスト増を転嫁しきれない企業の倒産が増え続けています。価格転嫁の交渉と並行して、コスト増が続いた場合の運転資金を試算し、調達手段を確保しておきましょう。
円安による輸入品・食料品・光熱費の値上がりに加え、住宅ローンの変動金利は10月頃から多くの銀行で引き上げが見込まれています。支出が増える局面では、高金利のカードローンやリボ払いを整理し、毎月の固定的な返済負担を軽くしておくことが家計防衛につながります。
物価が上がり通貨の価値が目減りする局面では、不動産のような実物資産の相対的な価値が注目されます。実際、首都圏の不動産価格や路線価は上昇が続いており、不動産をお持ちの方は、その担保力=資金調達力も高まっている可能性があります。
当社・協和信用保証株式会社は、昭和63年の創業以来、不動産担保ローン一筋の専門会社です。円安・物価高・金利上昇が重なるこの局面で、次のようなご支援が可能です。
対応エリアは東京・神奈川・千葉・埼玉です(その他の地域も政令指定都市であればご相談を承ります)。住宅ローン返済中の不動産や、ご家族名義の不動産(所有者様の承諾が必要です)も担保にできる場合があります。お申込みからアフターフォローまで、1人の担当者が一貫して対応いたします。
※ご融資には審査があります。貸付条件をご確認のうえ、借りすぎにご注意ください。為替や金利の見通しに関する記述は本記事執筆時点の市場の見方であり、将来の相場を保証するものではありません。
約40年ぶりの円安に対し、日米は異例の協調介入で応じました。急激な円安にはひとまず歯止めがかかりましたが、円安の根本要因が解消されたわけではなく、8月後半から秋にかけては為替・金利を動かすイベントが目白押しです。
介入が稼いでくれた時間を、価格転嫁の交渉、家計・借入の見直し、資金調達手段の確保に充てられるかどうかが、この先の明暗を分けます。不動産をお持ちの方は、高まっている担保力を「備え」として活用することをご検討ください。
協和信用保証株式会社では、お電話でのご相談・お問合せを受け付けております。円安・物価高・金利上昇を見据えた資金計画について、どうぞお気軽にご相談ください。

